第10回 2007年9月6日(木)放送 あらすじ

汗!?恋の予感!!

 丸越デパートで開かれたカリスマアーティスト展を青柳恵美(伊東美咲)、毬谷まりえ(深田恭子)たちが見学。展示会には、井口昌平(西島秀俊)も参加しているからだ。その会場に、黒板リカ(三浦理恵子)がロンドン店店長の岡島常務(小野寺昭)を発見。リカは岡島が何のために帰国したのかを調べると恵美たちに告げる。
 舞台では、アーティストたちの講演が始まった。トップバッターは井口。だが、井口の発言には専門用語が多数混じり、しかも津軽弁なので客たちに通じない。会場はざわつきだし、中には井口を馬鹿にするような発言も飛び交う。聞いていた恵美は、がまんできずに壇上に上がり、井口をかばった。
 恵美の行動は、葛沼忠(温水洋一)にたしなめられる。同席した岡島がとりなすのだが、その目は笑っていない。その後、恵美がいつものダイニングカフェに行くと井口もやってきた。井口は、講演での出来事に関して恵美に礼を述べる。だが、恵美のその行動は、自分に惚れているからだとも。恵美は否定するのだが…。
 翌日、奥園雅之(及川光博)の案内で、岡島が1階フロアを視察。販売員たちは口々に岡島の帰国の真相を噂する。そんな中、松原徹人(川田広樹)は岡島がロンドンでは吸血鬼のドラ様と呼ばれていると言い出す。岡島は、売り上げのために社員の大量リストラも辞さない人物らしい。リカも帰国の真相を調べ上げていた。リカによると、岡島は奥園五右衛門(若林豪)の社長追放を計画中。肝心の奥園社長は3日前に入院したと言うのだ。
 社長の身を案じる恵美は、すぐに見舞いに行く。すると、社長の入院はぎっくり腰だったことが判明。たいしたことはないと言う社長だが、そろそろ引き際かと弱気なことも…。深まる不安を抱いて、恵美が帰ろうとすると雅之が嬉しそうにチョコを食べている。社長が病気の時にと怒る恵美に、雅之は岡島の問題をどうすれば良いのか教えて欲しいと、なんとも頼りない。
 雅之を叱咤してマンションに帰った恵美だが、風呂に入ろうとするとお湯が出ない。大家も不在なため、原田優子(鈴木砂羽)に相談。しばらくすると、玄関のチャイムが鳴る。と、井口が立っているではないか。井口は左官だけでなく、家の修理に関する資格をひと通り持っていたのだ。風呂の修理を終えた井口と恵美は、いつしか酒盛り状態に。2人とも酔いつぶれ、いつの間にか朝。井口は慌てて仕事に出るが…。
 その日、葛沼は朝から太鼓持ちのように岡島べったり。しかも、何やら社長と雅之を中傷する怪文書まで相談している。さらに、葛沼は恵美をカメラで隠し撮り。気づいた恵美が後を追って事務所で問い詰めると、葛沼は何かを捨てて出て行った。恵美が拾い上げると、それは先ほど岡島と相談していた怪文書。恵美は雅之に連絡しようとするが、その居場所がつかめない。葛沼も姿を消してしまっていた。

キャスト

青柳恵美(30) … 伊東美咲

毬谷まりえ(25) … 深田恭子

奥園雅之(34) … 及川光博

松原徹人(33) … 川田広樹(ガレッジセール)

大山 遥(27) … 小池栄子

黒板リカ(32) … 三浦理恵子
吉野加奈子(26) … 上原美佐
豊川みさと(28) … 矢沢 心
長島真澄(24) … 河本麻希
森田吾郎(23) … 米原幸佑
桑田亮子(22) … 松岡佳音

葛沼 忠(42) … 温水洋一

鬼瓦和男 … 佐藤二朗
岡島常務 … 小野寺 昭

奥園五右衛門(60) … 若林 豪(特別出演)

井口昌平(30) … 西島秀俊

スタッフ

■原作
 「山おんな壁おんな」
 (講談社 イブニングKC)高倉あつこ著

■脚本
 前川洋一

■プロデューサー
 保原賢一郎
 塚田洋子

■監督
 葉山浩樹

■音楽
 石田勝範

■制作
 フジテレビ

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