類子は澪に呼び出され、澪のアトリエを訪ねる。飾られた写真立てに、目をとめる類子。そこには類子の知らない子ども時代の槐の笑顔があった。また、キッチンにはペアのマグカップがあり、2人の幸福な生活を見せつけられる。澪は槐との結婚が家族から猛反対されていることを語り、槐のために全てを捨てる覚悟だ、と類子に宣言する。お金より愛が大切だという真実を証明してみせると…。類子はそんな澪をあざ笑う。その頃、恒大は、類子との結婚は見込み違いだった、とレイにもらしていた。その夜、類子は槐が言っていた「返してほしいもの」を突然、思い出す。類子は山荘の秘密の小部屋へ駆け込むと…。