美しい罠
人工の星空
槐は、恒大への殺人未遂で起訴される。槐は罪を認めたという。澪は、槐に貰ったぬいぐるみの中から発見した毒物の小瓶を手に、真実を話すよう類子に迫る。槐への愛を振りかざす澪に、類子は槐との出会いから淡々と語り始める。類子に侮辱された澪は、類子を平手打ちにする。類子を「お金のためなら愛さえも利用して捨てる女」と語る澪。類子も平手打ちを返し、私が愛しているのはお金だけだ、とつっぱる。そんな2人の会話をレイが聞いていた。類子は恒大から、猟銃が発射されたとき、なぜ槐の部屋にいたのか、と聞かれる。類子はうまく切り抜ける。深夜、類子は槐の部屋で家庭用の星空投影機を見つける。人工の星空をながめる類子。同じ頃、槐もまた拘置所の小さな窓から、見えない星を見つめていた。やがて、ひっそりと涙を流す類子。そんな類子を見ている人影が…。