美しい罠
生きるための戦い
見つかった銃は偽物だった。恒大は、銃が本物かどうか不審に思った者が犯人だと類子に語る。類子にそそのかされた川嶋の策略により、槐に横領の疑いがかかる。類子は槐の部屋を調べるふりをして、証拠品のファイルを持ち出そうとするが、目当てのものは消えていた。槐のベッドの下から札束が見つかり、槐はボートハウスに閉じ込められる。槐を助けてほしい、と澪が類子に泣きついてくる。澪が傷つくから、槐には近づかないほうがいい、と忠告する類子。「槐を愛する気持ちは誰にも負けない」と敵意を見せて、澪は去っていく。こみ上げる感情を抑えようとする類子の目に涙がにじむ。さらに類子はレイに、何故手を組んでいたはずの槐を陥れたのかとなじられ、卑しい人間だと罵倒される。シラを切る類子だったが、生き抜くためならどんな汚いことだってやると、改めて決意を固める。恒大が銃の暴発について、槐を追及。興奮した恒大は、血痕の残ったボートに槐の顔をこすりつけ、首をぐいぐいしめつける。