美しい罠
悪魔の小瓶
槐が液体の入った小瓶を類子にさしだし、毎日少しずつ恒大に飲ませるよう指示する。自分の手を汚さないやり方に類子は反発を感じるが、断れば敬吾殺しの首謀者として訴えられることになると…。そんな折川嶋が、敬吾が死んだ日に類子が山荘にいたのではと恒大に話すが、レイがアリバイを証言。逆に、横領疑惑で川嶋を脅す。一方、恒大は銃に細工をした人物の本当の狙いは自分の命だったと考え、死んだ敬吾のためにも、必ず見つけ出して地獄に送ってやると話す。それを聞いた槐は、グズグズしている暇はない、と類子を急き立てる。そんな類子に草太が接近。類子は、奥様のお役に立ちたいという草太を誘惑し、手なずける。槐の言いなりにはならない──類子は小瓶を手に決意する。