美しい罠
雨に濡れる花
湖で一夜を過ごした類子は、自分を騙していた槐と戦うことを決意し、山荘に戻る。どこか遠くへ行くつもりだったが、とりあえず大金を手にしてからでいいと気が変わった、と類子は微笑む。ボートハウスにいた草太が見つかる。類子は自分が匿っていたと庇い、草太が再び山荘で暮らせるようとりなす。この一件で、類子は千津を味方につける。類子の裏切りを警戒する槐は、類子にとって不利な証拠品を再び突きつける。自分を信じてほしい、と類子は槐の背にしがみつくが、冷たく部屋から追い出される。そんな類子を、澪が目撃。二人の関係を気にする。恒大が敬吾殺しの証拠をつかむために独自に動き出し、その事実を類子から聞いた槐は次の一手を…。