美しい罠
真夏の革手袋
槐と尚美が無関係だったことを知った澪は、槐への愛を誇らしげに類子に語る。嫉妬した類子は、入れ替わりの事実を澪に話したのは、彼女の気を引くためだったのではと槐をなじったあげく、恒大が本気で子どもを欲しがっていることを話し、どうすればいいの、とすがりつくが、槐は冷たく類子を振り切る。類子はボートハウスで、血痕の残ったボートを見る。事件当日のことが蘇るが、ふっと得体の知れない違和感が…。そのとき突然、ドアが開き、意外な人物が現れる。千津は類子の部屋のシャワーカーテンがなくなっていることに気づく。レイが知り合いのデザイナーを山荘へ呼び、秋冬物のドレスを類子に見せる。その中の皮手袋に、ハッとする類子。ボートハウスで感じた違和感の正体は…。