美しい罠
哀れな息子
類子が敬吾に襲われ、殺されかける。相続放棄の誓約書がただの紙切れだったからだ。類子は、助けに入った恒大に、身を引く素振りで離婚をきりだす。恒大は敬吾に猟銃を突きつけ、勘当を言い渡す。計画は成功したが、殺されかかった類子は槐に腹を立てる。その夜、敬吾は槐の胸で悔し涙を流す。一方、類子はベッドの中で、恒大から死んだ妻の過去と、敬吾への思いを聞かされる。数日後、恒大がバンコクへ出張する前夜、ドレスアップした類子に、槐が近づく。贅沢な生活を手に入れ、幸せに輝く類子に、幸せの分け前はイーブンだと釘を刺す。類子は槐を無視。槐は強引に類子を抱き寄せようとする。類子は槐を平手打ちすると、使用人としての立場を考えるよう叱りつける。