美しい罠
告げ口
尚美が槐宛ての遺書を残して、自殺したという知らせが入る。槐は周囲から白い目で見られるが、敬吾と入れ代わっていたことは口にしない。類子は岩田を利用して、事件のことを澪の耳に入れる。澪から問いただされた槐は、尚美を弄んで捨てた、と、平静を装って答える。槐は澪を苦しめる類子を非難する。類子はすました顔で、自分が澪に身代りのことを教えてあげようか、と槐の反応を見る。槐は今度の事件は敬吾への切り札になる、と反発。高慢ちきな類子の顎をグイとつかむと、俺を甘く見るな、と睨みつける。槐の視線に心ざわめく類子。一方、敬吾は相続放棄の誓約書を見せた川嶋にコケにされる。