第10回 2007年3月20日(火)放送 あらすじ

愛するが故の別離

 ハジメ(ユースケ・サンタマリア)と陶子(石田ゆり子)は、もう一度やり直すことを決意して抱き合った。だが、そのときハジメの脳裏に浮かんだのは、陶子の浮気相手・春木(藤井フミヤ)の姿だった。ハジメは、自分の情けなさに苛立ち、ソファーに座り込んでうなだれる。陶子は、そんなハジメにコーヒーを入れると、「あなたは、妻が他の男性に抱かれたことを忘れられるのですか?」という質問をQ&Aサイトに書き込んだのは自分だ、と告白する。ハジメは、その言葉に驚きながらも、いますぐはダメでも時間が経てば忘れられる、と、まるで自分に言い聞かせるように答えた。すると陶子は、どんなに努力しても以前のような家族には戻れない、とハジメに告げる。陶子は、自分のことを許そうと無理をして苦しむハジメの姿を見たくなかったのだ。
 ハジメと陶子は、明け方近くまで何度も話し合った。ひとり息子の力(加藤翼)のことをまず先に考えよう、というハジメ。しかし陶子は、このままの状態が続くのは力のためにならないのではないか、と答えた。ハジメは、何度もそんなやり取りをしながら、陶子が許してくれたのに自分が陶子を許せないはずはない、と苦悩する。
 やがて夜が明けた。憔悴しきって黙り込んでいたハジメは、ふいに「俺、ダメだ」とつぶやく。何年経っても陶子が浮気したことを忘れることができない、というのだ。ハジメは、涙を流しながら「好きだから別れて下さい」と陶子に告げた。陶子も、ハジメと同じ思いだった。
 出社前、ハジメは、区役所に離婚届を提出しに行く。だが、証人2名の署名捺印がなかったために、その場では離婚届は受理されなかった。
 ハジメは、玉子(ともさかりえ)と轟(沢村一樹)に陶子と離婚することを伝えると、ふたりに証人を頼んだ。ハジメの意思を尊重した轟は引き受けたが、玉子は、人生で2度も離婚届にサインするのは勘弁してほしい、と断る。
 その夜、旅行から帰ったハジメの母・房子(大森暁美)が土産を持って堂々家にやってくる。が、ハジメと陶子から、離婚することを聞かされた房子は、大きなショックを受けてしまう。
 あくる日、ハジメは、力を連れて河原まで散歩に出かける。そこでハジメは、ママと別々に暮らすことになった、と力に話す。ハジメは、子どもなりに事情を察して涙を堪えきれないでいる力に、「ママを頼む」と告げるが…。

キャスト

堂々ハジメ(35) … ユースケ・サンタマリア
三枝陶子(35) … 石田ゆり子
泉 玉子(32) … ともさかりえ
轟 真一郎(36) … 沢村一樹
   ・
馬場 敦(23) … 和田正人
蟻田ミキオ(30) … 宅間孝行
美濃部善男(46) … 皆川猿時
堂々 力(6) … 加藤 翼
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小町ゆかり(50) … 江波杏子
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至宝 勝(43) … 西村雅彦

スタッフ

■原案
 今週、妻が浮気します
  GoAhead&Co.著

■脚本
 吉田智子

■企画
 中島久美子(フジテレビ)

■プロデュース
 小椋久雄(共同テレビ)

■演出
 城宝秀則(共同テレビ)

■音楽
 佐藤直紀

■制作
 フジテレビ
 共同テレビ

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