第2回 2005年7月11日(月)放送 あらすじ

うっかりデート!

 芹沢理一(妻夫木聡)の前で、突然泣き出した牧野衣咲(深津絵里)。ドイツに行ってしまった衣咲の元彼、江上政之(勝村政信)が残したのは、ドイツ行きの航空券ではなく、ディナークルーズのペアチケットだった。
 居酒屋『夢の蔵』に場所を移すと、号泣していた衣咲がケロッとした顔で飲んだり食べたりする姿に、理一は唖然。衣咲は、昔は失恋すると食欲を無くしたが、今はお腹が減ると言う。さらに、泣いていた自分を放っておけなかった理一は、何でも真に受けてしまうタイプだ、などと言いたい放題。理一は、扱いにくいと思われる誰かよりもマシだと切り返すが、衣咲はそれが自分のことだと気づかない。
 店を出た2人は理一のマンション近くに到着。理一が別れようとすると、衣咲は部屋を確認し、鍵を奪って駆け出した。衣咲は、トイレを借りたいのだった。用を済ませるや否や、すぐに出て行った衣咲に、理一があきれていると、玄関が再び開いて、ディナークルーズのチケットを差し出す衣咲の姿が。元カノ=広瀬歩美(小林麻央)から連絡が来るといいね、と言って去っていった。残された理一が、ふと電話を見ると留守電ランプが点滅。何かを期待して理一はメッセージを聞くが、それは兄の英介(藤木直人)からのものだった。がっかりした理一の視界に、自分の物ではない指輪の姿が飛び込んできた。衣咲が忘れていったのだ。
 翌朝、いつものように理一がコーヒーショップ『ヘミングウェイ』に立ち寄ると、そこに長谷部幸平(田中圭)と木田貴司(西野亮廣)が来ていた。木田は理一に、幸平に頼まれてヒロインを見に来たのだという。幸平のヒロインとは小池実乃(広末涼子)のこと。呆れる理一に向かって幸平は、かつて女子大の前で歩美を待ちぶせしたことを持ち出した。また、幸平は理一が先日「3年前に歩美にフラれた」と言った言葉の真相を問う。幸平は、理一が歩美をフッたと思っていたのだ。理一は、歩美にフラれるのが怖くて自分が先にフッたのだから、同じことだと言った。
 その頃、衣咲はショップで、例のディナークルーズのチケットのことを実乃に話していた。すると実乃は、自分が一緒に行きたかったと言い出す。女同士の方が、遠慮せずにフルコースの料理をがっつけると言うのだ。そんな話をしていると、検品を手伝わされていた八嶋優太(小泉孝太郎)が、異動の件で話がしたいという部長からの伝言を衣咲に伝えた。衣咲は、少し考えてから連絡すると答えた。
 その夜、衣咲と実乃は自動車教習所でキャンセル待ち。実乃は運良く当たるが、衣咲はハズレ。帰ろうとした衣咲は、理一と会う。部屋に指輪を忘れたことを教えられた衣咲は、歩美をディナークルーズに誘ったのかどうかを尋ねる。まだ誘っていない理一の様子に、またブレーキを踏むのか、と問いかける衣咲。その言葉に、理一は思わず歩美の番号を表示した携帯電話の発信ボタンを押してしまう…が、すぐに切った。理一の知る歩美の携帯番号は、すでに使用されていなかったのだ。
 その後、理一がマンションに帰って指輪を返そうとすると、衣咲と、一緒に来た実乃が部屋に上がりこんでしまう。理一が2人を帰そうとすると、衣咲は元恋人に連絡できない者同士仲良くしようなどと言い出す。携帯がダメなら家に電話すれば良いとまで言う衣咲と実乃に、理一は気持ちだけで良いから帰って欲しいと頼む。そんなこんなの押し問答をしていると、インターフォンが鳴った。衣咲と実乃は、歩美登場かと勇んで玄関へ。だが、ドアの外にいたのは英介だった。
 飲みに行く4人。英介としっかり2ショットの実乃。理一は、ダーツに興じる衣咲に付き合う。理一は、そんな衣咲の行動が不思議だった。英介と会って好きにならない女性はいないと言う理一に、衣咲は顔で男を選ばないと告げる。英介と共にマンションに帰った理一は、英介の口から思わぬ言葉を聴いて驚く。銀行を辞めたと言うのだ。ヘッドハンティングでもされたのかと問う理一に、英介はしばらくぶらぶらするとだけ答えて…。
 翌日、理一の携帯に歩美から伝言が入る。理一は、歩美が残した新しい番号にかけ直し、ディナークルーズへ行こうとメッセージを吹き込んで…。

キャスト

芹沢理一 … 妻夫木 聡
牧野衣咲 … 深津絵里
小池実乃 … 広末涼子
広瀬歩美 … 小林麻央
長谷部幸平 … 田中 圭
木田貴司 … 西野亮廣(キングコング)
園田雪絵 … 蛯原友里
        ・
八嶋優太 … 小泉孝太郎
芹沢英介 … 藤木直人

ほか

スタッフ

■脚本
 衛藤 凛

■演出
 永山耕三

■プロデュース
 高井一郎
 鹿内 植

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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