第9回 2004年6月10日(木)放送 あらすじ

#9 忘れられない男…

 ある朝、香織(ミムラ)は、貴子(天海祐希)がシティホテルから出てくるところを目撃する。貴子が恋人と一夜を過ごしたと思いこんだ香織は、事務所にやってきた山岡(陣内孝則)にそのことを話してしまう。

 そんな折、貴子の元に、葉山留美(南果歩)と木村誠(池田成志)がやってきた。留美は、行方不明中の夫と離婚して、誠と結婚したいのだという。
 留美の夫・芳樹(小木茂光)は、IT関連の会社を経営していたが、9年前に事業に失敗し、失踪していた。それから3年後、留美は、寿司職人の誠と知り合って恋に落ち、同棲生活を始めたのだという。留美と誠の間には、すでに6歳になる娘・真希がいた。ところが留美は、真希が戸籍上、芳樹の子どもになってしまうと思い、出生証明書を捨てて、出生届を出さなかったのだという。戸籍がない真希は、このままでは小学校に上がることも出来なかった。

 留美たちの依頼を受けた貴子は、助手の大介(玉山鉄二)とともに、芳樹が失踪しているという事実を確認するために調査を開始。同時に、出生証明書を発行してもらうために、真希の生まれた病院を訪ねなければならなかった。
 ちょうどそのころ、柳田(佐々木蔵之介)は、顧問をしている会社の社長が他界し、その遺産をめぐるトラブルに巻き込まれていた。紀三郎(津川雅彦)もそのサポートで忙しく、貴子たちを手伝える状況ではなかった。

 貴子は、友人や親戚などに聞き込み調査を行い、芳樹が行方不明であることを証明。ただちに「公示送達」を行った。公示送達は、芳樹に裁判を起こしたことを知らせるために、裁判所の掲示板と官報に掲載されるもので、掲載から2週間が過ぎれば、相手に知らせたと見なされ、裁判が開かれるのだ。
 ところがその最中、思わぬ事態が発生する。新宿区内で殺人事件が発生し、芳樹と思われる男が殺害された、というニュースが流れたのだ。貴子は、留美とともに警察に向かうが…。

キャスト

天海祐希
   … 間宮貴子(弁護士)
玉山鉄二
   … 本多大介(大学5年生)
ミムラ
   … 吉田香織(貴子の事務所の受付嬢)
佐々木蔵之介
   … 柳田俊文(弁護士)
久我陽子
   … 村井奈津子(貴子が行きつけのダイニングバーのオーナー)
陣内孝則(特別出演)
   … 山岡哲治(貴子の元所属事務所の弁護士)
津川雅彦
   … 井上紀三郎(パラリーガル)

<9話ゲスト>
南 果歩
   … 葉山留美
池田成志
   … 木村 誠
小木茂光
   … 葉山芳樹

スタッフ

■脚本
  田渕久美子
  林 宏司
  武田樹里
■演出
  光野道夫
  田島大輔
  松山博昭
■プロデュース
  長部聡介
  瀧山麻土香
■音楽
  井上 鑑
■制作
  フジテレビ制作1部

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