第7回 2004年5月27日(木)放送 あらすじ

#7 内縁の妻と本妻

 貴子(天海祐希)がお見合い写真を撮ることになった。肌がキレイなうちにせめて写真だけでも、と母親に頼まれたのだ。着物姿で写真館を訪ね、写真を撮ってもらう貴子。すると、写真館の店主(小倉久寛)は、貴子に内緒でその写真をショーウインドウに飾ってしまい…。

 そんな折、貴子は、行きつけのエステティックサロンで織江(吉田日出子)と知り合う。結婚して30年という織江は、見るからに幸せそうな女性だった。
 あくる日、間宮法律事務所にその織江がやってくる。織江は、内縁関係にある夫を訴えたいのだという。彼女の意外な言葉に、貴子は驚きを隠せない。

 織江は、30年前に妻子ある男性・秀雄(藤村俊二)と不倫関係になった。すると秀雄は、妻子を捨てて織江と暮らすようになり、それから4年後、秀雄の妻は他界したのだという。織江の依頼は、きちんと入籍するか、別れるかはっきりさせたい、というものだった。織江の相手・秀雄は、キャバレーの客引きから始まって、何軒ものクラブを経営するまでになった男だが、遊び人で、とにかく酒が大好きなのだという。しかし、それが祟って、これまでに3回も心臓の発作を起こして入院していた。実は、織江が秀雄と入籍したい、と望んだのも、内縁の妻では秀雄の手術承諾書にサインすることすら出来なかったのがきっかけらしい。

 大介(玉山鉄二)は、そんな織江に同情的だった。が、内縁の場合、法的には婚姻に準ずる、とみなされるものの、遺産の相続は出来ない。柳田(佐々木蔵之介)は、目的は遺産狙いかもしれない、などと言うが…。

 織江の依頼を受けることにした貴子は、秀雄の元を訪ねる。しかし秀雄は、妻が死んだとき、残されたひとり娘に一生結婚はしないと誓った、といい、いまさら織江と籍を入れるつもりはないらしい。事務所に戻った貴子は、登記簿を取り寄せて、秀雄名義の土地や建物の評価額を調査した。その結果は、およそ6000万円だった。

 あくる日、貴子が織江に会いに行くと、そこに秀雄の娘・涼子(あめくみちこ)が現れる。涼子は、織江の行為は遺産目当てとしか思えない、と織江に噛みついた。すると織江は、遺産の相続は一切放棄する、と言いだし…。

キャスト

天海祐希
   … 間宮貴子(弁護士)
玉山鉄二
   … 本多大介(大学5年生)
ミムラ
   … 吉田香織(貴子の事務所の受付嬢)
佐々木蔵之介
   … 柳田俊文(弁護士)
久我陽子
   … 村井奈津子(貴子が行きつけのダイニングバーのオーナー)
陣内孝則(特別出演)
   … 山岡哲治(貴子の元所属事務所の弁護士)
津川雅彦
   … 井上紀三郎(パラリーガル)

<7話ゲスト>
藤村俊二
   … 高橋秀雄
吉田日出子
   … 沢村織江
あめくみちこ
   … 高橋涼子

スタッフ

■脚本
  田渕久美子
  林 宏司
  武田樹里
■演出
  光野道夫
  田島大輔
  松山博昭
■プロデュース
  長部聡介
  瀧山麻土香
■音楽
  井上 鑑
■制作
  フジテレビ制作1部

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