第9回 2008年6月3日(火)放送 あらすじ

彼女の父は同じ年

 いよいよ正午(堺正章)がプロデュースする新人バンド・ZUKANのCDデビューが明日に迫った。営業からはZUKANに予算をかけすぎだと言われるが、正午は自分の勘を信じてほしい、自分が責任を取ると言って押し切る。
 かえで(夏川結衣)のアパートでは、正午の推薦がきっかけでかえでと律子(鈴木砂羽)が出演したドラマの放送を見ようと、かえで、律子、龍彦(徳井義実)、水田(福田充徳)の4人が集まっていた。正午も打ち合わせを終え、オフィスで放送を心待ちにしていた。放送が終わり、かえでの幸せそうな表情を見た龍彦は、自分が正午と同様にかえでを幸せにできるのか疑問を抱き始める。そんな龍彦に、水田は映画を撮るために自分で脚本を書いたが、どうしても面白くならないので、読んで意見してほしいと依頼するが、龍彦はあまり気乗りがしない。
 その晩、正午はCD発売前の不安を解消するためにバーに寄り、同い年の男と遭遇。それは娘に会いに来たが、部屋から男の声が聞こえてきたために引き返してきてしまったかえでの父・幹二(前田吟)だった。2人は意気投合し、互いの素性を知らないまま話に花が咲く。若さの秘訣は恋と仕事で、現在36歳の女性に恋をしていると告げる正午に、幹二も以前、部下の女性に恋をしたことがあり、今は自分で会社を興そうとしていることを話す。だが名刺交換をし、互いの素性が分かった2人は気まずい空気に包まれる。
 翌日、龍彦は正午の会社を訪ねる。自分はかえでのことを本気で好きだが、何も持っていない自分と、経済力や地位や名誉を持っている正午と、どちらがかえでを幸せにできるかと告げる。正午は自信喪失気味の龍彦に、自分と違って若い龍彦にはこれからたくさんの可能性があり、羨ましいと励ます。
 かえでは幹二と会い、女優として成功する夢に向かって100%力を出しきっているのかと問いかけられ、考え込む。そしてバイト先の居酒屋で考え込んでいたかえでのところに、正午がZUKANのCDを渡しにやって来た。頑張っている正午の姿や、幹二の言葉に背中を押されたかえでは、女優として目一杯できることを頑張ってみようと奮起。正午の言葉で前向きになった龍彦も、水田が書いた映画の脚本に協力し始める。
 だが、かえでと龍彦を励ました正午自身には、落ち込むような出来事が待っていた。ZUKANのCDの初日の売れ行きが、かなり厳しい状況だったのだ…。

キャスト

立木正午 … 堺 正章
長野かえで … 夏川結衣
東海林龍彦 … 徳井義実(チュートリアル)
門田祥子 … 青木さやか
矢代文平 … 田中 圭
水田一郎 … 福田充徳(チュートリアル)
田代和也 … 永田 彬(RUN&GUN)
姫野まどか … スザンヌ
小川朝子 … 小嶋陽菜
      ●
ケンちゃん … ムッシュかまやつ(友情出演)
      ●
小川圭介 … 尾美としのり
久保律子 … 鈴木砂羽
小川光代 … 夏木マリ

スタッフ

■脚本
 岡田惠和

■演出
 小松隆志

■プロデューサー
 安藤和久(関西テレビ)
 東城祐司(MMJ)
 浅井千瑞(MMJ)

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