第5回 2003年8月4日(月)放送 あらすじ

#5 秘密

 祭りの日から数日経った『ブルックリン・ハイツ』。鈴木恭一(滝沢秀明)は元気がない。市ヶ谷翔(小堺一機)と大杉一馬(嶋田久作)が飲みに誘っても、いつも以上にのってこない。そのわけは、片岡するみ(長谷川京子)がバッタリ来なくなってしまったから。連絡をとろうにも恭一には、するみの素性がわからない。恭一は、少しは事情を知っている倉本正太郎(森本レオ)を誘って愚痴をこぼすため、松野しずえ(真矢みき)の店『エス』へ。恭一は、するみが来なくなった理由が、今村景子(島谷ひとみ)と付き合い始めたから? などと、酔ってあれこれ想像するがしずえと倉本は真剣に聞いていない様子。それどころか、倉本にはするみが恭一を必要としなくなったからだと言われてしまう。
 本田義孝(緒形直人)の事務所でも身が入らない恭一。事務所には、祭りの日に本田がするみと取ってきた金魚が置かれている。そんな時、大学の夏期講座に出席した恭一は、館林伸吾教授(志賀廣太郎)に呼び止められた。館林は「キョン=恭一によろしく」と、するみから伝言を預かったと言う。館林に続きを聞きたい恭一だが、景子が見ているためにそれも出来ない。案の定、景子はするみがまだ部屋に来るのか? と、恭一に尋ねてきた。近況を話す恭一だが、するみが来ないから元気がないんだと景子に見抜かれてしまう。
 次の日、恭一と中野隆志(小泉孝太郎)は、本田からプレゼンへの同行を求められた。当日は、スーツとネクタイを着用して欲しいと言う。しかし、2人ともネクタイを持っていない。そんなところへ、するみが現われた。バリに行っていたと言うするみは、事務所の面々に土産を渡す。するみは、金魚を見つけてうれしそう。本田も、彼女の笑顔に応じた。するみが事務所を出ると、島田理恵(小西真奈美)とすれ違う。事務所に入った理恵は、するみの土産を見て不安な思いに捕われる。
 事務所からの帰り道。恭一は、するみが現れた時の複雑な心境を景子に言い当てられてしまう。ちょっと怒った感じの景子だが、恭一のネクタイ選びに付き合うと言い颯爽と歩き出した。恭一が、景子にネクタイを選んでもらっている頃、するみは清水萌子(松尾れい子)の店にいた。そのするみを、店の前を通りかかった隆志が発見。隆志が仕事で使うネクタイを買いに行くと告げると、するみは恭一も必要なのか? と、聞く。隆志がうなずくと、するみは買い物についてきた。店に入ると、するみは率先してネクタイ選び。てっきり、自分のためと思った隆志だがそうではないと知ってガッカリ。するみは、一本のネクタイを選んでレジカウンターへ。そこで、するみが出したゴールドのクレジットカードに隆志はビックリ。さらに、ある疑問に気づく。
 するみは、恭一の部屋に来るが留守だった。恭一は、理恵に呼び出されていたのだ。理恵は、するみのことを知りたそうなのだが、恭一はうまく答えられない。まして、するみの行動を正直に言えるはずもない。理恵を苦しめていることに心を痛めながら部屋に帰ると、中から笑い声。市ヶ谷と大杉が、帰ろうとしたするみを引き止めていたのだ。明るい3人だが、恭一は機嫌が悪い。するみは、景子が選んだネクタイを見て恭一をのせようとするが…。恭一は、必要のなくなった自分の部屋に来ないで欲しいとするみを追い返してしまう。

キャスト

鈴木恭一(21) …滝沢秀明
片岡するみ(26)…長谷川京子
島田理恵(28) …小西真奈美
今村景子(21) …島谷ひとみ
中野隆志(24) …小泉孝太郎
松野しずえ   …真矢みき
大杉一馬    …嶋田久作
清水萌子    …松尾れい子
館林伸吾教授  …志賀廣太郎
倉本正太郎   …森本レオ
市ヶ谷翔    …小堺一機
    ・
本田義孝(34) …緒形直人

スタッフ

■プロデュース
高井一郎(フジテレビ制作センター)
■演出
永山耕三(フジテレビ制作センター)
澤田鎌作(フジテレビ制作センター)
■音楽
Sin(ポニーキャニオン)
■制作
(株)フジテレビジョン 制作センター

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