第6回 2004年2月16日(月)放送 あらすじ

#6 母へ

 里中ハル(木村拓哉)が出演した番組が放送された。村瀬亜樹(竹内結子)もハルに引っ張られて映ってしまったため、相澤百合(中越典子)や石川知佳(MEGUMI)にからかわれてしまう。知佳はハルの格好よさを改めて認める。百合は、ハル本人も番組出演を嫌がってはいないだろうと話すと亜樹が否定した。亜樹は、ハルが嫌々番組出演を承諾したと言うのだが…。
 『ブルースコーピオンズ』に対する世間の目は変化していた。なんとチャンピオンチーム『グリーンモンスターズ』の選手が『ブルースコーピオンズ』の試合を偵察に来ていたのだ。そんな試合前、堀田大和(坂口憲二)や池上友則(市川染五郎)たちメンバーとロッカールームにいたハルは園田冴子(滝沢沙織)に呼び出された。チームの事務所にハルの母親と名乗る女性から電話が入ったらしい。
 試合後、ハルは亜樹と『フェイスオフ』へ。大和や百合たちいつものメンバーの他に、珍客が来ている。『グリーンモンスター』の選手たちだ。中でも、ハルと同じセンターの山本玲志(山下徹大)は不遜な態度で接してくる。友則によると、玲志は『グリーンモンスター』オーナーの息子でもあるらしい。“金持ち”と聞いて、百合は少し興味を持つ。『ブルースコーピオンズ』の選手や試合、ファンまでも愚弄する玲志。大和たちは反論するのだが、ハルは黙っている。すると玲志が、あるゲームを持ちかけた。手の中に隠したコインを左右どちらにあるかを当てる単純なもの。島村真琴(佐藤隆太)がコインを隠して出題すると、玲志は何回も見事に当ててしまう。ゲームに飽きた玲志は試合を見に来た理由を話す。兵頭雄一郎(佐藤浩市)をスカウトに来たと…。
 店を出ると、亜樹は玲志の態度の悪さをハルに持ちかける。しかし、ハルは…。店でも玲志に反論しようとしなかったハルは、試合前の電話に思いをめぐらせていたのだ。電話の主は、確かにハルの母親だった。ハルは、母親と明日会うことになったと亜樹に告げる。母親と何を話せば良いのか分からないと言うハルは、亜樹に一緒に来て欲しいと頼む。さらに、2人きりになったら母親に酷いことをしてしまいそうだとハルが不安を口にすると、しばらくためらった亜樹は同行を約束する。
 翌日、兵頭は安西容子(石田ゆり子)と会っていた。容子に就職祝いの品を渡した兵頭は、自分とハルの仲を取り持とうとしてくれたお礼の意味もあると加える。兵頭は、ハルが過去の自分が容子に対して何を思ったかを聞いてきたと伝える。そして、兵頭は今現在の容子への自分の思いを語る。その頃、ハルは亜樹とともに母、千恵子(松坂慶子)と会っていた。
 里中母子と別れた亜樹は、大和にハルの様子を話す。大和は、自分を捨てて蒸発した千恵子にハルがとげとげしい態度で接しなかったかと心配するが、亜樹の答えは違っていた。亜樹は、ハルが千恵子にまるで恋人のように接するのを見てショックを受けたと大和に話す。まるで乳離れしていない子供のようだと表現する亜樹に、大和はうなずく。大和は、ハルが幼い時、千恵子に甘えられなかった分を取り戻そうとしているのだろうと言う。そして、凍り付いてしまった心を溶かしたいのだと…。
 亜樹は、千恵子の『ブルースコーピオンズ』の氷上トレーニング観戦に同行する。千恵子が例のテレビ番組を見てハルに会いに来たと聞いて、亜樹は納得する。ハルはこのために出演したのだと。それでも千恵子と会ったことで、あんなに嬉しそうなハルの顔を始めて見たと亜樹が話す。すると、千恵子はハルに会いにきた別の目的を口にする。

キャスト

木村拓哉
竹内結子
坂口憲二
中越典子
佐藤隆太
MEGUMI
石田ゆり子
時任三郎
市川染五郎
佐藤浩市

松坂慶子

スタッフ

■原作・脚本
  野島伸司
■監督・演出
  中江 功
■制作
  フジテレビ

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