第3回 2004年1月26日(月)放送 あらすじ

#3 美しきリーダーの形

 『ブルースコーピオンズ』のロッカールームでは、里中ハル(木村拓哉)たち選手を前に、兵頭雄一郎(佐藤浩市)がチームのウィークポイントを指摘。そして、チームの活性化のために新たな選手を補強するために、必要ないと判断された選手に退部を要求する。兵頭の言葉を受けて、マネージャーの園田冴子(滝沢沙織)が退部勧告として数名の選手の名前を読み上げた。その中には、島村真琴(佐藤隆太)も含まれている。堀田大和(坂口憲二)や、池上友則(市川染五郎)はチームのムードメーカーでもあり、将来もある真琴を辞めさせるのはどうかと反対。しかし、ハルは兵頭の人事に同意した。選手たちはハルの真意を推し量るが、どうやら本気の様子。その頃、村瀬亜樹(竹内結子)は、相澤百合(中越典子)、石川知佳(MEGUMI)にハルとの“恋愛契約”について話していた。ハルが恋愛をゲームと割り切っていると言う亜樹に、百合は心が冷たい人間かもしれないと分析。
 その夜、ハルは大和のアパートにいた。大和はロッカールームでの出来事を心配している。しかし、ハルは大和と百合の関係へと話をそらす。大和は、百合からの連絡に答えていないらしい。金持ちを装ってしまった自分への罪悪感と、実際にデート代も心もとないのだ。ハルは、真実を話せばいいとけしかけるが大和は自信なさげ。ハルが、その臆病さを責める。すると、大和もゲームの恋愛しか出来ないとハルに言い返した。それでも、百合へのアプローチを渋る大和を、ハルが部屋の外へと連れ出した。ちょうどその時、大和と並びの部屋に女性が帰ってくる。なんと、その女性は亜樹で…。
 ハルと亜樹、大和はバー『フェイスオフ』へ。大和は、真実を知られてしまった亜樹にも責められる。一方で、亜樹は大和の気持ちも分かると言う。好きだから、つい嘘を言ってしまう…。亜樹は、そんな気持ちを持っている大和を信用して、百合を任せたいと語る。そこに、友則と知佳がやってきた。このカップルは、うまくいっているらしい。友則は真琴も伴っている。彼ら以外の選手たちも、ハルを取り囲んだ。友則たちは、口々に真琴を辞めさせないようにとハルに迫る。しかし、ハルは冷徹に真琴を突き放し、チームを辞めろと言う。真琴がチームに残りたいと懇願し始めると、ハルは不意に殴りかかった。真琴の弱腰を責める言葉を吐きながら殴り続けるハルを選手たちは慌てて制止する。選手たちの不満げな視線を一身に受け、店を出て行くハルを亜樹が追いかけた。
 車の中で亜樹に事情を話したハルはレストランへ。キャプテンとして真琴を守るべきと主張する亜樹をハルは否定する。亜樹は、百合の言葉を思い出す。それでも、優しい人間だと思ったと告げる亜樹に、ハルは“優しさ”とは何かと反論。さらに、自分は冷たい人間だと認めるハルだが…。
 その翌朝、兵頭は安西容子(石田ゆり子)と会っていた。容子は、ハルが自分たちを養うと言ったこと、自分たちにずっと一人でいて欲しいと話す。すると、兵頭も容子には一人でいて欲しいとハルの言葉に賛意を表した。その頃、亜樹はコインランドリーで大和と話をしていた。大和は、昨日ハルを追いかけた亜樹に礼を言う。そして、高校時代にハルに降りかかった問題を話し出して…。

キャスト

木村拓哉
竹内結子
坂口憲二
中越典子
佐藤隆太
MEGUMI
石田ゆり子
時任三郎
市川染五郎
佐藤浩市

スタッフ

■原作・脚本
  野島伸司
■監督・演出
  澤田鎌作
■制作
  フジテレビ

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