第11回 2004年3月22日(月)放送 あらすじ

#11 最終回30分拡大スペシャル・愛という名の誇り

 里中ハル(木村拓哉)は、自分から誰も愛そうとしないのはずるいと村瀬亜樹(竹内結子)に言われてしまう。その後、安西容子(石田ゆり子)からは亜樹が夏川啓介(谷原章介)との結婚を条件にハルへの訴えを取り下げさせたことを知らされる。ハルは、その可能性も考えてはいたが、だからと言って強引に奪おうとしても亜樹はついて来ないと言う。容子の「古き良き時代の女だから?」との問いかけにうなずくハル。すると、容子はハルが亜樹をそういう女にしてしまったと言うのだ。
 亜樹は、堀田大和(坂口憲二)と会っていた。夏川と結婚すると言い張る亜樹に、大和はハルのカナダ行きの話を伝える。亜樹にふられたから、海外に行くのでは? と、疑う大和に亜樹は、これでせいせいすると答えるのだが…。
 池上友則(市川染五郎)と石川知佳(MEGUMI)は夏川と話していた。2人は、ハルと亜樹の関係が崩れてしまったことを心配していたのだ。友則は、なぜ亜樹を長い期間放っておけたのか? と、夏川に疑問を投げかける。よっぽどの自信があるか、亜樹をたいして思っていなかったかのどちらかだと思うと友則。しかし、帰国してみると亜樹は夏川とは正反対の仕事や生活をするハルと交際していた。ハルの出現によって、亜樹への執着心が生まれたのではないかと言うのだ。そうして結婚しても、ハルと亜樹の過去を夏川は忘れることは出来ないと続ける友則。疑いを持ち続けての結婚はナンセンスと言う友則は、亜樹をハルに譲って欲しいと夏川に頼む。
 『フェイスオフ』には、ハルと兵頭雄一郎(佐藤浩市)がいた。チームに辞表を出した兵頭に、ハルは園田冴子(滝沢沙織)から聞いたと目の具合を尋ねる。目が悪くなっていることを認める兵頭は、視力を失っても生きていけると強がる。すると、ハルはその時には容子が兵頭の側にいた方が良いのではないか? と問いかける。鼻で笑う兵頭に、ハルは自分の未来を見ているようで淋しくなると言う。
 ついにリーグ優勝をかけた『ブルースコーピオンズ』対『グリーンモンスターズ』最終戦の日が来た。ロッカールームでは、ハルが来期に自分がいなくなっても大和が復帰し、友則がいて兵頭もコーチを続けるのでチームは安泰と選手を鼓舞。兵頭の辞表提出を否定してしまう。そしてハルは、今日の作戦を選手たちに伝える。1点取られてからが勝負だと…。モンスターズの固い守りは自分が砕くので信じて欲しいとハル。すると、兵頭も負けて得られるものはないと思えと、選手たちの背中を押す。一丸となったスコーピオンズの選手がリンクに向かい、試合が始まった。しかし、早速、モンスターズのセンター、山本玲志(山下徹大)のショットが決まりスコーピオンズは劣勢に。と、兵頭は選手交代を命じる。リンクに入るよう指示された選手名を聞き、驚愕する選手たち。
 その頃、亜樹は、客席で声援を送る相澤百合(中越典子)、知佳とは別行動をとっていた。夏川とドレスショップに赴いてウェディングドレスを選んでいた。幸せそうに振舞う亜樹に夏川は…。

キャスト

木村拓哉
竹内結子
坂口憲二
中越典子
佐藤隆太
MEGUMI
石田ゆり子
時任三郎
市川染五郎
佐藤浩市

山下徹大

新井浩文

谷原章介

スタッフ

■原作・脚本
  野島伸司
■監督・演出
  中江 功
■制作
  フジテレビ

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