金色の翼
幽霊
翌日の深夜、セツが再び、テラスから飛び出してくる不審な人影を目撃する。そして、床には、昨夜と同じ足跡で左足のものが一つ残されていた。翌日、テラスにいる迫田に目を留めたセツは、怪しい人影は迫田ではないか、と詰め寄る。そして、迫田を突き落とした犯人は槙の兄だと証言してほしい、と取引を持ちかける。それを修子が見ていた。セツはこの取引が最善の方法だ、と修子に語り、修子は槙と一緒に一日も早く島を飛び立ってほしい、と訴える。セツが何故、理生と槙を引き離すことにそんなにもこだわるのか、疑問に思う修子。その夜、セツの部屋で、絹子が何者かに襲われる。