金色の翼
心の在りか
セツが迫田をホテルに引き取る。車椅子の迫田は記憶を喪失しており、話すこともできなかった。セツと槙の二人組に迫田を人質に取られた修子は憮然とする。修子がおとなしく言うことを聞きさえすれば、迫田の記憶や言葉が戻ろうと、必ず修子を守ってやる、と修子に忠告する槙。そんななか、奥寺に裏切られた静江が修子を味方につけようとし、セツにまつわる情報を提供する。それはセツと槙との特別な関係だった。修子は真偽を確かめようとするが、その場でセツに、槙の心にあるのは修子だと指摘され、切なさを噛み締める。修子が突然槙に、自分と組まないか、と誘いかける。