金色の翼
呼び出し
東京の修子の家に、絹子が突然、訪ねてくる。迫田の墜落について絹子は、彼は間違いなく誰かに突き落とされた、と断言。事件の前、迫田を呼び出す手紙を目撃したことを語り、まるで修子が犯人であるかのような推理を披露する。絹子と入れ違いに、奥寺が修子の家に来る。迫田の事件で修子の弱みを握っている奥寺は、新しい事業への融資を修子に強要する。そこへ、セツから修子に電話がかかる。迫田から預かっているものがある、と思わせぶりな言葉を残して、一方的に電話は切れる。そのセツの傍には槙がいた。槙は、島を守るために、修子から金を引き出すようセツに進言する。