金色の翼
花火
槙が帰るのを願う理生は、三百万ドルの小切手を修子につき返す。修子が帰宅すると、槙が「お帰り」と迎える。修子は「お帰り」と待っていてくれる人がいるのはいいものだと言い、買ってきた花火に槙を誘う。花火をしながら修子は槙に、島へ帰ったらどうか、と告げる。修子の悩みを知る槙は修子に結婚しようという。日ノ原の遺産を一族に返せば、せめてもの罪滅ぼしになると。翌日、槙は奥寺にオフィスへ呼び出される。奥寺は槙と理生のために就職を世話したい、と槙に告げる。槙が帰宅すると、家には玻留が若者たちを連れ込んでお祭り騒ぎを繰り広げていた。その夜、修子は帰宅しなかった。