金色の翼
計算された芝居
東京から戻った修子は槙のことを思い、眠れぬ夜を過ごす。翌日、修子は理生に婚約祝いをさしだす。それはあまりにも高価なティアラだったので、戸惑う理生。飛行機のライセンスを取るのが夢である槙のために、修子は金銭的援助を申し出る。槙はプライドを傷つけられたように怒ると、自分は修子という人間に惹かれたのだ、銀行口座に惹かれたわけではない、と援助を拒絶する。そんな槙の態度に、本気で槙は修子を愛してしまったのではないか、と不安にかられる理生。槙は、修子や玻留を欺くための芝居だ、と理生に説明するが…。その日、ホテルに新しい客が来る。