金色の翼
イカロスの夢
セツと理生の養子縁組が決まり、披露パーティーの席上、合わせて理生と奥寺の婚約が発表される。修子は理生に、気持ちに嘘をついていないか、と問いかけるが、逆に、修子こそ本当は槙を愛しているのではないか、と指摘される。パーティーのさなか、傷ついた鳥が落ちてくる。鳥を拾いあげた槙は、責めるように修子を見る。それはいつか槙が修子に贈ったものの、修子が逃がした鳥で、野鳥に襲われたのだった。その夜、修子は思い詰めて、槙の部屋を訪ねる。槙は鳥の手当てをしていた。修子はこらえきれず、夫殺しと疑われ、自分で心を縛り付けていた胸の内を告白する…。