鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-
暴れん坊大臣が求む最高の風呂と京野菜
上羽鴨(松下奈緒)の強引な改革案は失敗に終わり、従業員全員が辞めてしまった。鴨は衣川周平(椎名桔平)の提案にのり「上羽や」売却を決める。その矢先、会合のため京都に来ていた財務大臣の仲代公吉(松平健)が「上羽や」にやってきた。常連だった仲代は、先代女将・薫(市毛良枝)をしのび宿泊したいと言い、いつも通りのもてなしをして欲しいと告げて会合に出かける。困った鴨は売却をネタに衣川に風呂掃除をさせる。さらに、ぬか床を心配して厨房に来ていた寺石秀(高杉亘)を発見し、夕食を作るように依頼。寺石は指定した京野菜を揃えられたら料理を作ると約束をする。柴田優梨愛(岡本あずさ)はそんな鴨と寺石のやりとりを聞き、すぐに間山紗江(堀内敬子)ら仲居たちに報告をする。同じ頃、塩見鞠子(かたせ梨乃)は「ワイズ・コンサルティング」の高瀬裕次郎(伊武雅刀)に呼び出され「上羽や」売却成立後の女将になって欲しいと打診されていた。デパ地下で食材を買いそろえた鴨だが、寺石はこの野菜ではできないと突っぱねる。鴨はかつて取り引きしていた青果店に行き、なんとかいくつかの野菜は購入するが、タケノコは品切れだと言う。タケノコだけが見つからず途方に暮れていると鞠子から電話が入った…。