第6回 2005年2月21日(月)放送 あらすじ

#6 恋のアリジゴクとフケた王子様

 研究所が停電したため、蒼井仁子(竹内結子)にとっては最悪の誕生日になってしまった。白石健一(黄川田将也)と過ごせなかったことはおろか、彼が岡元めぐみ(片瀬那奈)と歩いている姿まで目撃してしまう。
 その翌朝、健一は小学校の前で南原孝史(内野聖陽)と会う。昨日が仁子の誕生日だと思い出した南原は、2人が、一夜を一緒に明かしたのだろうと疑う。一方、健一も仁子に言ってしまった言葉を後悔し、南原ならもっとスマートに対処できただろうと想像する。
 南原が実験室に行くと仁子が寝ていた。南原は、携帯電話を取り出して神宮寺潤(小林聡美)に電話。寝ている仁子に手を出してしまいそうな自分を戒めてもらう。電話を切った南原は、仁子にコートをかけてやり、彼女が書きかけた論文を読んだ。
 数日後、仁子は南原から論文のテーマをこき下ろされる。仁子は、アブラムシに食べられる植物がSOSを発することでテントウムシが来るという論文を書いていたのだが、南原は生殖活動について地味に研究すれば良いと言うのだ。仁子が食い下がると、テントウムシをヒーロー扱いしていると南原。それでも仁子は、実験を続けると言い放ち、出張に出かける南原を送り出した。南原が、さらに仁子に言葉をかけようとした時、健一が来た。南原が行ってしまうと、健一は今夜の予定を聞いてくる。しかし、その夜は仁子の弟が上京してくることになっていたため、食事だけに…。
 その夜、仁子のアパートに来たのは真岡早智子(井上訓子)。弟は、友達の家に泊まりに行ってしまったのだ。早智子は、仁子と健一のすれ違いが心配。早智子は、「何かが壊れていく時は、こういう感じだ」と仁子に不吉な言葉をかける。
 翌日、仁子は弟の信二(加藤康起)を駅に迎えに行く。その頃、南原は神宮寺の研究室にいた。神宮寺は、南原にどこかの干潟の裁判を担当している弁護士を紹介したいと言う。南原は、すぐにある干潟だと思い当たる。
 信二を迎えた後、仁子は健一とデート。仁子の胸には健一から誕生日のプレゼントとしてもらったテントウムシのペンダント。仁子は、デートの後、アパートに来ないかと誘うのだが、今度は健一に友達との予定が入っていた。すると仁子は、健一がめぐみと歩いていたのを見たことを話す。偶然、めぐみに会っただけだと言う健一。だが、健一はうっかり、めぐみが花屋で働いていることを…。誕生日プレゼントに健一からもらった花束も? 仁子の不安は募る。
 そんな夜、南原がモデルのリツコ(吉瀬美智子)を連れてマンションに戻ると部屋が空き巣に荒らされていた。リツコを帰した南原は、仁子に電話。南原は、仁子の声を聞きながら眠ってしまった…。

キャスト

蒼井仁子 … 竹内結子
南原孝史 … 内野聖陽
白石健一 … 黄川田将也
若狭宗夫 … 平山広行
阿部啓太 … 岡田義徳
柳川美幸 … 山田 優
真岡早智子 … 井上訓子
吉田 佳 … もたいまさこ
勝田隼人 … オダギリジョー
神宮寺 潤 … 小林聡美
ほか

スタッフ

■脚本
 大森美香
■プロデュース
 山口雅俊
 鹿内 植
■演出
 澤田鎌作
 平井秀樹
 川村泰祐
 初山恭洋
 ほか
■音楽
 小西康陽
■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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