不機嫌なジーン

第1回 2005年1月17日(月)放送 あらすじ

#1 仁子、恋に迷う!

 ロンドンの街を走るタクシー。後部座席に乗り、携帯電話で話しているのは蒼井仁子(竹内結子)、28歳。電話を終えた仁子は、ニュースを聞きたいと運転手にラジオをつけるよう頼む。と、流れてきたのは“A LOVER'S CONCERT”。曲を聞きながら微笑む仁子。しかし、その笑顔はやがて…。

-5年前-
 とある喫茶店。仁子が本を読んでいると、背後の席でカップルがもめている。どうやら、浮気した男が恋人に謝っているのだが、浮気相手とも別れる気はないらしい。そんなやり取りを、仁子以外にも聞いていたのが白石健一(黄川田将也)。健一は、恋人の西川直美(山田玲奈)とデート中だった。カップルの男が言い逃れを続けていると、突然「結局二股かけたいだけではないか」と声をかける仁子。「男は自分の“ジーン”をばら撒くためには平気でウソをつくので、騙されてはいけない」と女に忠告。さらに「男の脳には愛など存在しない」と言い放って、店を出ていく仁子。その言葉が引っかかった健一は、直美を店に残して仁子を追いかける。
 仁子を呼び止めた健一は、先ほどの言い方がひどいと仁子を責めるが、仁子は、「男(=オス)はいかに多くの女(=メス)と交尾して自分のジーン=遺伝子を残そうとするか…しか考えていない」と告げる。二人は同じ鵯越大学の健一は教育学部、仁子は理学部の生徒だと知り、そのまま別れた。仁子は一年前のことを想う。自分にすがりつき、全てが遺伝子のせいなので許して欲しいと言った男のことを…。
 それから、数週間後。マスコミの出迎える成田空港に、スウェーデンでクラフォード賞を受賞した環境生物学者、南原孝史(内野聖陽)が帰国。迎えに来たのは親友の天才数学者・神宮寺潤(小林聡美)。
 その頃、仁子は大学の学食で南原帰国のワイドショーを見ていた。と、やって来た男がチャンネルを変えてしまう。健一だった。健一が、直美にフラれてしまったことを話すと、仁子は恋に悩むのは人間だけだとおかしな慰め方をする。健一は大学を卒業して付属小学校の非常勤講師をしていると言う。そして、「友達になろう」と名前を名乗った。仁子も自分の名を告げようとした時「蒼井、ジンコです」と男の声。声の主は、南原だった。仁子は「ヨシコ」だと否定するのだが南原は「ジンコ」と主張。さらに、南原は「仁子は他のオスと接触してはいけない」などと言い出す。仁子は、「一年前に別れたのに恋人面するな」と南原を突き放す。ところが、「まだ関係はある」と南原。南原は、鵯越大学の客員教授として招かれていたのだ。一年前、全て遺伝子のせいだと仁子に許しを求めた男は、他ならぬ南原だった。
 仁子は鵯大学理学部動物生体学研究所、吉田研究室の修士課程で学んでいる。専門はテントウムシ。吉田佳教授(もたいまさこ)の招きで、南原がやってきたのだ。早速、研究員たちは自己紹介するが、仁子の番になると南原は彼女のくわしい研究内容全てを言ってのける。驚く研究員たちに、南原は仁子のことを「元カノだから」と自慢気。仁子は否定するが…。

キャスト

蒼井仁子 … 竹内結子
南原孝史 … 内野聖陽
白石健一 … 黄川田将也
若狭宗夫 … 平山広行
阿部啓太 … 岡田義徳
柳川美幸 … 山田 優
真岡早智子 … 井上訓子
吉田 佳 … もたいまさこ
勝田隼人 … オダギリジョー
神宮寺 潤 … 小林聡美
ほか

スタッフ

■脚本
 大森美香
■プロデュース
 山口雅俊
 鹿内 植
■演出
 澤田鎌作
 平井秀樹
 川村泰祐
 初山恭洋
 ほか
■音楽
 小西康陽
■主題歌
 YUI「feel my soul」
■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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