第4回 2005年2月7日(月)放送 あらすじ

…飛べ!恋のモモンガ

 蒼井仁子(竹内結子)と白石健一(黄川田将也)が本格的な交際を始めてから2ヶ月が過ぎた。その頃になると、健一が仁子のアパートに泊まりに来るような関係になっている。そんなある日、仁子は健一に寝言を聞かれてしまう。
 仁子は学食から真岡早智子(井上訓子)に電話。寝言の話を聞いてもらう。仁子は「教授」と言ってしまったのだ。学食にあるテレビではワイドショーに出演中の南原隆史(内野聖陽)が映っている。仁子が早智子から、早く健一をフォローした方が良いと言われていると神宮寺潤(小林聡美)が口を挟んできた。電話を切った仁子は、神宮寺に寝言を言った時に見ていた夢を話す。すると神宮寺は仁子の夢を分析。神宮寺の分析は仁子の恋に不安を抱かせた。一方、ワイドショーの収録を終えた南原は、演出助手の櫻田マリ(野沢和香)にマイクを返す。この夏、ふられたことを話す南原は、マリに今夜の予定を聞いた。
 夕方、仁子は健一のもとへ。必死に寝言の言い訳をする仁子を、健一は少し気にしたが夢だから仕方がないと許す。そして、夕食でも食べに行こうと話していると仁子の携帯電話が鳴る。仁子がテントウムシを放したビニールハウス農家からだった。仁子は健一と共に、ビニールハウスへ。するとナスの葉が変色している。テントウムシのおかげでアブラムシは減ったが、農薬散布をしなかったので他の害虫が発生したのだ。害虫のために変形や変色したナスは売れないと言う農場主。仁子は、とりあえず駆除作業を始めた。健一も手伝ってくれたが、仁子は終電間際に帰ってもらう。
 翌朝、仁子は大学の研究室で目を覚ました。心配する阿部啓太(岡田義徳)たち研究員に仁子はビニールハウスの出来事を説明。そこに、吉田佳(もたいまさこ)がやって来た。吉田は、研究員たちに、来日した海洋学者の早乙女サンダース(伊東四朗)の歓迎パーティーが開かれると話す。
 次の日、健一は親に頼まれて花屋に予約したポインセチアを取りに行く。応対に出た店員、岡元めぐみ(片瀬那奈)は健一が幼馴染であることに気付いた。めぐみに名乗られて、健一も気付く。そして、ポインセチアを渡そうとしためぐみは鉢にいた虫に驚いて落としてしまう。謝るめぐみに、健一は…。
 その夜、高級ホテルで早乙女の歓迎パーティーが開かれた。しかし、トイレの鏡に写る仁子は普段着。着飾って個室から出てきた柳川美幸(山田優)にも「女を捨てて欲しくない」などと言われるが、仁子はパーティー後、ビニールハウスに行く予定があった。柳川がトイレから出て行くと、今度は個室から正装しているがホコリだらけの南原が現れた。仁子が女子トイレだととがめると、南原は「フクロモモンガだ!」と窓辺を指差す。男子トイレで見つけ、追いかけたらここに来たと南原。しかし、フクロモモンガは外に逃げてしまった。
 仁子と南原はパーティー会場へ。仁子は南原のワイドショー出演を批判。言い合いになると、南原の言葉はいつしか仁子の恋の話になる。仁子は恋愛に夢を抱いていると言う南原。仁子が反論しようとした時、早乙女が声をかけてきた。2人が交際していた時代を知る早乙女は、いつ結婚するのか? と、聞いてくる。仁子が別れたことを話そうとすると、早乙女は突然目頭を押さえた。半年前に妻を亡くしたと言う。そして、早乙女はかつて学会でおしどり夫婦と呼ばれた自分たちのようになるだろうと仁子と南原に告げる。南原は早乙女に同調し、仁子と結婚するかのように振舞い始めた。仁子も妻を亡くしたばかりの早乙女を傷つけられず、渋々、同調する。すると、早乙女は大晦日に別荘で行うパーティーに2人を誘って去って行った。南原は、年越しパーティーを乗り切って早乙女が帰国するまで…と、仁子に話す。仁子は、健一との年越しを楽しみにしていたのだが…。

キャスト

蒼井仁子 … 竹内結子
南原孝史 … 内野聖陽
白石健一 … 黄川田将也
若狭宗夫 … 平山広行
阿部啓太 … 岡田義徳
柳川美幸 … 山田 優
真岡早智子 … 井上訓子
吉田 佳 … もたいまさこ
神宮寺潤 … 小林聡美
ほか

スタッフ

■脚本
 大森美香
■プロデュース
 山口雅俊
 鹿内 植
■演出
 澤田鎌作
 平井秀樹
 川村泰祐
 初山恭洋
 ほか
■音楽
 小西康陽
■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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