第4回 2007年7月30日(月)放送 あらすじ

妹が今日失恋する

 美緒(井上真央)は、撮影エキストラのアルバイトをすることになった。きっかけは、番場(竹中直人)のアシスタントに復帰した和樹(伊藤英明)が、一流(劇団ひとり)や勝(阿部サダヲ)と、仕事に一番必要なことは何か、という議論をしていたときに、美緒が異論を唱えたからだった。美緒は、仕事に必要なのは、和樹たちの言う、根性でも才能でも人間関係でもなく運がすべて、と主張すると、誰の考え方が正しいか自分が働いて見極める、と言い出す。困惑した和樹は、何かあったら大変だからと思い止まらせようとした。すると美緒は、主治医の蓮子(松雪泰子)から許可を取り付ける、と返す。
 和樹とともに白鷺大学附属病院を訪れた美緒は、1度くらいアルバイトをしてみたい、と蓮子に訴える。蓮子は、そんな美緒の思いを汲んで、検査の結果、どこにも異常が見つからなければ許可すると答え、秋生(平岡祐太)にエコー検査を指示した。ところが美緒は、何故か秋生の検査を受けることを拒否する。美緒の態度にショックを受けた秋生は、診察室を飛び出した。
 美緒が参加することになったのは、とあるレストランでの撮影だった。番場が、秋に新しく創刊される雑誌のポスター撮影をこの店で行うことになったのだ。エキストラの仕切りを担当する和樹は、美緒をさりげなくモデルの近くの席に座らせると、持ち前のノリのよさで場の雰囲気を盛り上げた。しかし美緒は、勝手に料理に手をつけて番場の怒りを買い、追い出されてしまう。
 するとそこに、営業中だと勘違いした外国人の団体客がやってくる。和樹や一流たちは、事情を話して帰ってもらおうとするが、言葉が通じないせいで上手くいかなかった。団体客はフランス人だったのだ。すると美緒は、その団体客の元に歩み寄り、身振り手振りで状況を説明して彼らを帰らせることに成功する。その度胸の良さを認めた番場は、美緒を再び撮影に参加させた。
 撮影を終えた美緒は、初めてのアルバイト料を手にする。そのとき胸の痛みを覚えた美緒は、ちょうど店の前にいた秋生を見つける。秋生は、自分なりの方法で患者の信用を得るよう蓮子に助言され、美緒に会いにきたのだ。美緒は、和樹たちに心配をかけたくないという思いから、これからデートすると偽って秋生の車に乗り込み、その場を立ち去る。それを見た和樹たちは、美緒と秋生の関係を誤解し…。

キャスト

福永美緒(20歳) … 井上真央
加納和樹(28歳) … 伊藤英明
結城秋生(26歳) … 平岡祐太
斉藤はるな(27歳) … 酒井若菜
諸畑健夫(22歳) … 蕨野友也(新人)
          *
番場 大(50歳) … 竹中直人
福永りえ子(50歳) … 夏木マリ
          *
進藤一流(28歳) … 劇団ひとり
二階堂 勝(30歳) … 阿部サダヲ
高木蓮子(33歳) … 松雪泰子

スタッフ

■脚本
 井上由美子

■演出
 高木健太郎

■プロデュース
 若松央樹
 鹿内 植

■音楽
 本間勇輔

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

■制作著作
 フジテレビ

バックナンバー