ファースト・キス
天国から来た手紙
手術を受けることが怖くなった美緒(井上真央)は、秋生(平岡祐太)にその思いをぶつける。美緒は、この夏、和樹(伊藤英明)たちと楽しい時間を過ごし、秋生に恋をして幸せを感じるようになった途端に、成功率50%といわれる手術を受けることが怖くなってしまったのだ。秋生は、そんな美緒の思いを受け止め、彼女を抱きしめた。
同じころ、和樹は、白鷺大学附属病院を訪れ、蓮子(松雪泰子)に会っていた。蓮子が秋生の代わりに函館医大に行くことを知った和樹は、どうして美緒と秋生のことで左遷されなければならないのか、といら立ちをあらわにする。だが蓮子は、今回のことは人事異動に過ぎないのだから和樹には関係ないことだ、とあくまでも冷静だった。そんな蓮子に、和樹は、「俺が行ってほしくないんだ」と告げる。蓮子は、和樹に礼を言うと、新しい場所で自分を試したいから函館に行く、と答える。するとそこに、秋生から電話が入る。美緒が手術を受けたくないと言っていることを蓮子に伝えるためだった。
ほどなく、美緒が秋生とともに蓮子のもとにやってくる。事情を知った和樹は、驚きを隠せなかった。蓮子は、話し合って納得できなければ手術を延期できるかどうかロサンゼルスの病院に確認する、と美緒に告げる。そのやりとりを聞いていた秋生は、たまらず口を挟んだ。秋生は、手術を止めても不安を抱えて生きていかなければならないのだから、可能性に賭けるべきではないのか、と主張した。美緒には後悔してほしくない、というのだ。すると美緒は、何十年も生きるより今の方が大事だと秋生に言い放ち、診察室を出て行ってしまう。
美緒のあとを追いかけた和樹は、病院前の道で彼女に背中を向け、乗るように告げる。和樹は、仕方なくおんぶされた美緒に、手術のことは自分で決めていい、と伝えると、秋生もきっと怖いのだと思う、と続けた。和樹も同じ思いだった。そんな和樹から、何年かかってもプロの写真家になる、という強い決意を聞かされた美緒は、その日を待つためにも手術を受ける、と答える。が、その代わりに最後のワガママを聞いて欲しい、と和樹に告げる。それは、ロサンゼルスに帰る前に、もう一度、和樹に写真を撮ってもらいたい、というものだった。和樹は、一流(劇団ひとり)や勝(阿部サダヲ)、はるな(酒井若菜)にも協力を持ちかけ、美緒のウエディングドレス姿を撮ろうと決意するが…。
同じころ、和樹は、白鷺大学附属病院を訪れ、蓮子(松雪泰子)に会っていた。蓮子が秋生の代わりに函館医大に行くことを知った和樹は、どうして美緒と秋生のことで左遷されなければならないのか、といら立ちをあらわにする。だが蓮子は、今回のことは人事異動に過ぎないのだから和樹には関係ないことだ、とあくまでも冷静だった。そんな蓮子に、和樹は、「俺が行ってほしくないんだ」と告げる。蓮子は、和樹に礼を言うと、新しい場所で自分を試したいから函館に行く、と答える。するとそこに、秋生から電話が入る。美緒が手術を受けたくないと言っていることを蓮子に伝えるためだった。
ほどなく、美緒が秋生とともに蓮子のもとにやってくる。事情を知った和樹は、驚きを隠せなかった。蓮子は、話し合って納得できなければ手術を延期できるかどうかロサンゼルスの病院に確認する、と美緒に告げる。そのやりとりを聞いていた秋生は、たまらず口を挟んだ。秋生は、手術を止めても不安を抱えて生きていかなければならないのだから、可能性に賭けるべきではないのか、と主張した。美緒には後悔してほしくない、というのだ。すると美緒は、何十年も生きるより今の方が大事だと秋生に言い放ち、診察室を出て行ってしまう。
美緒のあとを追いかけた和樹は、病院前の道で彼女に背中を向け、乗るように告げる。和樹は、仕方なくおんぶされた美緒に、手術のことは自分で決めていい、と伝えると、秋生もきっと怖いのだと思う、と続けた。和樹も同じ思いだった。そんな和樹から、何年かかってもプロの写真家になる、という強い決意を聞かされた美緒は、その日を待つためにも手術を受ける、と答える。が、その代わりに最後のワガママを聞いて欲しい、と和樹に告げる。それは、ロサンゼルスに帰る前に、もう一度、和樹に写真を撮ってもらいたい、というものだった。和樹は、一流(劇団ひとり)や勝(阿部サダヲ)、はるな(酒井若菜)にも協力を持ちかけ、美緒のウエディングドレス姿を撮ろうと決意するが…。