ファースト・キス
妹の恋のはじまり
美緒(井上真央)と和樹(伊藤英明)は、一流(劇団ひとり)の家を追い出された。和樹が美緒のために企画した合コンで、一流の家をめちゃくちゃにしてしまったことが原因だった。お金も行くあてもなく、困り果てた和樹は、美緒とともに一流に頭を下げに行く。すると一流は、ある条件を提示した。美緒は料理、和樹は掃除、そしてもうひとりの居候である勝(阿部サダヲ)は洗濯を担当しろ、というのだ。美緒たちは一流が出したその条件を飲み、彼の家で再び共同生活を始める。
もう一度、カメラマンになるという夢を追いかけようと決意した和樹は、かつての師匠・番場(竹中直人)に、一番下のアシスタントからやり直させてほしい、と申し出て土下座した。番場は、そんな和樹に、『初恋』をテーマにした写真を撮ってくるよう命じた。その写真の出来映えを見て、今後のことを決めるというのだ。そこで和樹は、美緒に初恋の思い出を語らせて、その表情を撮ろうと思いつく。が、人に何かを聞く前にまず自分から言うべきだ、と美緒に言われ、悲しい初恋の話を皆に告白するハメになってしまう和樹。巻き込まれた一流や勝も、初恋の思い出を披露した。美緒は、自分だけ告白しないで逃げようとしたがそれもできず、10年前、隣の病棟に入院していたツバサという2歳年上の少年のことを話す。ツバサはサッカー少年で、練習中に足を骨折して入院してきたのだという。美緒は、そんなツバサと一緒に病院を抜け出し、近くのグランドまでサッカーを見に行ったりしたらしい。
美緒の話を聞いた和樹は、そのツバサという少年を探し出して、美緒に会わせようとする。ツバサが入院していたのは、蓮子(松雪泰子)や秋生(平岡祐太)が勤務する白鷺大学附属病院だった。和樹は、蓮子に会いにいき、ツバサの連絡先を教えてほしい、と頼んだ。しかし蓮子は、患者の個人情報を教えることはできない、と断る。そのとき、たまたまやってきた秋生を見つけた和樹は、半ば強引に彼に協力を頼み、ツバサの連絡先を手に入れるが…。
もう一度、カメラマンになるという夢を追いかけようと決意した和樹は、かつての師匠・番場(竹中直人)に、一番下のアシスタントからやり直させてほしい、と申し出て土下座した。番場は、そんな和樹に、『初恋』をテーマにした写真を撮ってくるよう命じた。その写真の出来映えを見て、今後のことを決めるというのだ。そこで和樹は、美緒に初恋の思い出を語らせて、その表情を撮ろうと思いつく。が、人に何かを聞く前にまず自分から言うべきだ、と美緒に言われ、悲しい初恋の話を皆に告白するハメになってしまう和樹。巻き込まれた一流や勝も、初恋の思い出を披露した。美緒は、自分だけ告白しないで逃げようとしたがそれもできず、10年前、隣の病棟に入院していたツバサという2歳年上の少年のことを話す。ツバサはサッカー少年で、練習中に足を骨折して入院してきたのだという。美緒は、そんなツバサと一緒に病院を抜け出し、近くのグランドまでサッカーを見に行ったりしたらしい。
美緒の話を聞いた和樹は、そのツバサという少年を探し出して、美緒に会わせようとする。ツバサが入院していたのは、蓮子(松雪泰子)や秋生(平岡祐太)が勤務する白鷺大学附属病院だった。和樹は、蓮子に会いにいき、ツバサの連絡先を教えてほしい、と頼んだ。しかし蓮子は、患者の個人情報を教えることはできない、と断る。そのとき、たまたまやってきた秋生を見つけた和樹は、半ば強引に彼に協力を頼み、ツバサの連絡先を手に入れるが…。