2008年10月28日(火)放送 みどころ

人工衛星のふしぎ~遠心力と重力の関係~

今日のテーマは…
「人工衛星のふしぎ~遠心力と重力の関係~」

衛星放送などで大活躍の人工衛星。
でも、人工衛星ってなぜ落ちてこないの?今日はちょっと壮大な宇宙の話!

これらの材料を使って実験じゃ!
 ・バケツ
 ・水

■水の入ったバケツで遠心力実験!
水の入ったバケツを、ブンブン振り回す。
中の水は、遠心力でこぼれない。

このバケツのように、人工衛星には地球から離れようとする遠心力と、引かれようとする重力が働いている。
その2つの力のバランスすることで、人工衛星は落ちること無く、地球の周りを回り続けているんじゃ。
更に人工衛星には、静止衛星というものがある。その原理も見てみよう。

■静止衛星の仕組み
研究員の頭上にカメラ付きヘルメット。研究員、カメラ付きバケツを手に、周りだす。研究員の頭上カメラからの映像と、バケツカメラからの映像。研究員がまわっても、その2つの映像に映し出される画像は同じ。

このように、地球と人工衛星は廻っているが、お互いから見れば停まっているも同然。
よって、地球の自転速度と同じスピードで廻る人工衛星は、静止衛星と呼ばれているんじゃ!

■実験まとめ
静止衛星は、テレビの衛星放送などの画像を、途切れさせることなく、各家庭に送ってくれる。
これも、静止衛星に働く、遠心力と重力の力のおかげというわけじゃ。

※カーナビが使えるのも、人工衛星のおかげだよ!

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