ビギナー

第2回 2003年10月13日(月)放送 あらすじ

#2 女の心

 なんとなく仲間になった司法修習生の楓由子(ミムラ)、羽佐間旬(オダギリジョー)、桐原勇平(堤真一)、松永鈴希(奥菜恵)、田家六太郎(我修院達也)、黒沢圭子(横山めぐみ)、崎田和康(北村総一朗)、森乃望(松雪泰子)。楓は、「頑張ろうな」という言葉と共にしおりをくれた羽佐間が、少し気になる様子。そんな時、研修所では有志主催のソフトボール大会が開催されようとしていた。羽佐間は“アホヤンズ”というチームを作って参加するとはりきっている。松永は、そんな羽佐間を見て「なんかいいよね」と、気のあるような口調で楓に語りかける。それを聞いた楓は…。
 楓が研修所に行くと、今回の教室は自由席になっていた。すでに着席していた崎田は、他の仲間達の着席位置を見ながら“誰が誰に興味があるか?”などと考えている。しかしその崎田は、黒沢に“ははぁん、この人、誰が誰に興味があるかとか考えているわね”と観察されていた。それぞれがそれぞれの思いを追っている中、女性教官の南ゆり子(松下由樹)が登壇。南は修習生たちに、自分がどんなカバンを持って教室に入って来たかと尋ねる。楓や羽佐間たちはそれぞれの答えを述べるが、南教官の解答は“手ぶら”。森乃や楓は、南教官の質問の目的を考えるのだった。
 南教官の講義が始まった。課題は、国立大学病院職員らの贈収賄事件。職員が、医療用品販売会社の営業マンから賄賂を受け取ったとされるものだ。争点は、贈収賄罪が成立するか否かにあるが、当事者は双方ともに容疑を否認している。そこで、問題になるのはこの事件を警察に告発した女性の証言。この女性は、職員に誘われてホテルの一室に入った上、彼が営業マンから金銭を渡される模様を目撃したと言うのだ。南教官に指名されて、桐原が女性の供述を読み上げるが、楓や森乃は不自然さを感じる。楓は、あいまいさを感じたのだ。楓の発言に端を発して、羽佐間や仲間たちは教室であることも忘れて勝手に議論を始めるのだが、何かにつけて論点が主題から逸脱してゆく彼らの議論に、南教官はあきれてしまう。南教官は講義を切り上げ、修習生たちに女性の供述に信憑性があるかどうかを検討するよう命じた。
 放課後、楓たちは教室に残ってグループで勉強会を始める。告発した女性が金銭の授受を目撃したのはホテルの一室。同じホテルを使用したことがある桐原が部屋の見取り図を書き、8人は女性の供述を改めて検証する。そして、実際に現場を再現してみると、やはり供述に矛盾が。女性がいたとする位置からは、男たちの様子が見えない。また、職員と営業マンが右の内ポケットから金の入った封筒を取り出し、入れたというのも、羽佐間と桐原がやってみるが、スーツに右内ポケットがない。と、森乃は、女性が消えたテレビのブラウン管に映った男たちを見ていたのではないか?と、気づく。8人は、女性の供述に矛盾点が発生した理由に気づいて、男たちの贈収賄罪成立を妥当と結論づけた。しかし、今度はなぜ女性が消えたモニターに写っていた男たちを見ていたと供述しなかったか? が、問題に。8人は、職員に好意を抱いていた女性の気持ちに思いをはせる…。
 楓が寮に戻ると、母から故郷の名産品が送られていた。さっそく、おすそ分けと松永の部屋に行くが姿がない。その時、松永は羽佐間と食堂にいた。彼氏にふられたと言う松永を羽佐間が慰めている姿を楓が目撃して、ちょっぴり動揺。なんで? と、自問する楓を羽佐間は屈託なく自室に誘う。しかし、羽佐間は楓を相手に法律談義。2時間も続いた固い話に、楓はなんとなく面白くない、つまらない。え? なんで私は“つまらない”なんて感じるの? またしても、楓は自問してしまう。その頃、森乃と桐原は、金銭授受が行われたホテルの部屋に来ていた。2人は、実際の現場で告発した女性の気持ちを考える。少し、せつなくなる2人に微妙な空気が流れるが…。結局、2人は何事もなくホテルを後にする。
 翌日の南の講義で、8人の見解が正しかったことが告げられる。イチロー(岡田義徳)のグループも楓たちと同じ見解にたどり着いていた。しかし、南はC子の心の内側まで考慮に入れた楓たちを高く評価する。数日後、楓たち8人は、ソフトボール大会でつかの間の休息を楽しんで…。

キャスト

楓 由子    … ミムラ
羽佐間 旬   … オダギリジョー
桐原勇平    … 堤 真一
松永鈴希    … 奥菜 恵
田家六太郎   … 我修院達也

山本宗司    … 金田明夫
田中一朗    … 岡田義徳
野佐木恍也教官 … 石橋 凌
南 教官    … 松下由樹

黒沢圭子    … 横山めぐみ
崎田和康    … 北村総一朗
森乃 望    … 松雪泰子

スタッフ

■脚本
  水橋文美江
■演出
  水田成英
■プロデュース
  山口雅俊

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