補導された真太郎が「たんぽぽ農場」にやってくる。しかし、来てそうそう真太郎は孝介や北山を殴り飛ばし、子供たちを怖がらせる。子供たちは北山に一斉に抗議するが、希望は真太郎を心から嫌いになれなかった。出会ったとき、真太郎の瞳に深い哀しみが宿っていたのを忘れられなかったのだ。
　一方、蓮は最近やっと明るい笑顔を見せるようになっていた。蓮のバッグに付けられたサッカー人形を見て、父・亮介、母・章子、妹・優香は蓮に彼女が出来たのか…と驚いていた。章子は蓮に起きた哀しい出来事を早く忘れて欲しいと願うばかりだったが…。
　そんな中、農場では宿題を隠して、嘘をついたあかりを沙也香が叱っていた。嘘をつけば、たんぽぽ農場の子供だからだと後ろ指をさされ、北山が悲しむことになる、と諭す沙也加の言葉に、蓮に嘘をついている希望の心が揺れる…。
　ある日、蓮が「たんぽぽ農場」をひどく嫌っていることを希望は知ってしまい、自分の本当の姿をますます打ち明けられなくなってしまう。