第8回 2008年9月20日(土)放送 あらすじ

誘拐殺人をもたす

 小学生の誘拐事件が発生した。鞍馬六郎(堂本剛)とリカコ(水川あさみ)に協力をあおぎ、被害者宅に向かう大田原警部(高橋克実)。被害者宅では茂木(戸次重幸)が逆探知装置を装着していた。六郎が両親に犯人からの電話には冷静に対処するように忠告した矢先、犯人から電話がかかってきた。激しく動揺する大田原と茂木を尻目に電話に出た父・真一(大河内浩)に犯人は3時間後に3千万円を近所の公園に持ってくるように指示する。電話の様子から犯人は公園で簡単に逮捕できそうだと判断した大田原たちだが、六郎は簡単に見えるこの誘拐事件を33分もたせることを宣言する。
 身代金受け渡し中に公園で遊んでいる子供たちに危険が及ばないよう受け渡し場所の変更を申し出るべきと訴えた六郎は、直後にかかってきた犯人からの電話に出てしまう。とっさに祖父と偽り場所変更をお願いすると、意外にも犯人はそれを受け入れた。1時間後に駅前に母親がお金を持ってくるように指示を出され、犯人が家族の顔を知らないことからリカコが母親の代わりに身代金を持っていくことに。
 1時間後、駅前に現金を持って立っているリカコの携帯に犯人から電話が入った。ヘンテコな指示を出してくる犯人に戸惑うリカコだが、離れた場所で様子を見守っている六郎にトランシーバーで従うように言われ渋々と従う。そんなリカコを気の毒そうに見つめる大田原と茂木。リカコがひとしきり指示に従うと、犯人は喫茶店への移動を命じ、そこで子供の無事を確認できるビデオを渡すという。
 喫茶店にビデオを持って現れた腹話術師を捕まえた大田原だが、腹話術師は一時的に雇われただけで犯人とはつながっていなかった。ビデオで子供の無事は確認できたものの犯人からの連絡は途絶えてしまい、ヒントを探しに鑑識へ向かう六郎。鑑識官(佐藤二朗)は、ビデオや電話の音を分析し、背後に鳥の鳴き声と船の音が入っていることを教えた。すると、大田原から犯人が3時間後に場所を指定すると電話があったと連絡がきた。それまでにアジトを突き止めたい六郎は情報屋(小島よしお)の元へ行く。すでに犯人は公園をうろついていたフリーターの男(ムロツヨシ)だと目星をつけていた情報屋は、アジトは湾岸の倉庫だと告げるが…。

キャスト

鞍馬六郎 … 堂本 剛


武藤リカコ … 水川あさみ

アイ … 野波麻帆

茂木刑事 … 戸次重幸

情報屋 … 小島よしお

     ○

鑑識官 … 佐藤二朗

     ○

大田原警部 … 高橋克実

スタッフ

■原案・脚本
 福田雄一

■演出
 成田 岳

■音楽
 石田勝範

■制作著作
 フジテレビ

■企画協力/制作協力
 アットムービー

バックナンバー