第7回 2008年9月13日(土)放送 あらすじ

ミュージカル殺人をもたせる!

 ミュージカル鑑賞にやって来た鞍馬六郎(堂本剛)とリカコ(水川あさみ)。ミュージカルが苦手な六郎はテンションが下がり気味だ。劇場には偶然来ていたアイ(野波麻帆)の姿もあった。同じ頃、劇場のリハーサル室では女優の三木いずみ(原史奈)が演出家の芦田(大石継太)から演技にダメを出され、灰皿を投げつけられていた。いずみを心配そうに見つめ、芦田の去った先を睨みつける役者やスタッフたち。
 ミュージカル本番が始まった。突然歌い出す展開に文句をつけながら鑑賞していた六郎だったが、その直後、芦田の死体がステージ上のセットから転がり出てきた。演出かと勘違いしていたが、役者やスタッフの慌てぶりから事件だと察した六郎。やがて警察が到着し捜査が進む様子を見ながら推理に意欲を見せる六郎だが、茂木刑事(戸次重幸)が犯行を自供したいずみを連行してきた。舞台に出ない5分間を利用して殺害したと話すいずみの手が震えていることに気付いた六郎は、誰かをかばっていると判断。駆けつけた大田原(高橋克実)らに事件を33分もたせると宣言する。
 ミュージカル通のアイからいずみと芦田が付き合っていたウワサがあることを聞き、いずみの容疑はますます深まるばかり。楽屋では役者とスタッフが集まり公演を続けるべきか話し合いが行われていた。公演続行を強く希望する役者の石橋(北条隆博)が芦田を恨んでいると察した六郎は、石橋の犯行を説明していく。しかし石橋は犯行時刻に舞台袖にいたことと、実は恨むどころか感謝していたことが明らかになる。
 聞き込みを始める一同。そこでリカコとアイがスタッフの狩野(佐藤正和)、役者の吉村(山本泰弘)、演出助手の大蔵(古山憲太郎)がもめている声を聞いた。一方、舞台袖にいた六郎は天井のワイヤーが緩んでいて照明がぐらついているのを発見するが、そこへ聞き込みの報告へリカコとアイがやってくる。直後、ワイヤーが切れて照明が落ちてきた。とっさに2人をかばった六郎に照明が直撃、血を流して舞台に倒れる。その一部始終を離れた所から見ていた何者かがいて…。

キャスト

鞍馬六郎 … 堂本 剛


武藤リカコ … 水川あさみ

アイ … 野波麻帆

茂木刑事 … 戸次重幸

情報屋 … 小島よしお

     ○

鑑識官 … 佐藤二朗

     ○

大田原警部 … 高橋克実

スタッフ

■原案・脚本
 福田雄一

■演出
 福田雄一

■音楽
 石田勝範

■制作著作
 フジテレビ

■企画協力/制作協力
 アットムービー

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