第6回 2008年9月6日(土)放送 あらすじ

連続殺人をもたせる!

 山の神様が突然村人の魂を奪って行くという言い伝えが残る玉取村で老人の不審死が続いた。鞍馬六郎(堂本剛)とリカコ(水川あさみ)は大田原警部(高橋克実)の依頼を受け死の真相を調べるため玉取村に向かう。先に到着していた茂木(戸次重幸)の報告によると2人目の被害者・スズに外傷や毒物反応はなかった。高齢であったことから自然死で解決しようとする大田原だったが、案の定、六郎は言い伝えを利用した殺人であると主張し事件を33分もたせることを宣言した。
 村人たちは1000年に1度の神様が怒り出す年に相次いで起こった不審死に恐れおののいていた。六郎は神社の屏風に飾られた3つの俳句に注目。すでに起こっている2つの事件を強引に俳句に結びつけると、残った1つの句になぞらえた殺人が起こると予言する。
 3件目が起こる前にとさっそく捜査を始める六郎たち。すると、亡くなった2人が東京から来ていた妙な男に土地を売り渡すように脅されていたとの情報を得た。そんな中、ついに3人目の犠牲者が出てしまう。
 この連続殺人が残りの時間で解決できるか不安になり焦り出す六郎。一方、地上げ屋の三島(田中要次)は村に警察が来たことを察し動揺する。また村長や神主、亡くなったスズと親しかった大杉は容疑が地上げ屋に向いていることに困惑していた。
 村のあらゆるところに咲いているスズランを見つめ、何かを思いついた六郎はヒントを求め鑑識室に向かった。鑑識官(佐藤二朗)から死んだ3人には相当やりこんだゲートボールのタコがあり、体からは強心作用のある物質が発見されたと報告を受ける。村に戻った六郎がリカコ、大田原、茂木と寝ていると三島が足音を忍ばせ近づいて来た。三島の手に握られたナタが六郎らに振り下ろされようとしたその時、茂木が偶然目を覚ました。逃げ出した三島を必死で追いかけ、連続殺人事件の犯人として逮捕しようとする茂木に三島は犯行を全面否定。追いついた六郎は「全部わかってます」と言うが…。
 つかまえた三島も含め村人たちを神社に集めた六郎。三島に怒りをぶつける村人たちを制止した六郎が事件の真相を話し出した…。

キャスト

鞍馬六郎 … 堂本 剛


武藤リカコ … 水川あさみ

アイ … 野波麻帆

茂木刑事 … 戸次重幸

情報屋 … 小島よしお

     ○

鑑識官 … 佐藤二朗

     ○

大田原警部 … 高橋克実

スタッフ

■原案・脚本
 福田雄一

■演出
 成田 岳

■音楽
 石田勝範

■制作著作
 フジテレビ

■企画協力/制作協力
 アットムービー

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