第9回 2006年9月4日(月)放送 あらすじ

二人きりの夜

 藤井ミナミ(伊東美咲)は、渡辺ユリ(浅見れいな)から石田勇也(亀梨和也)が好きだとストレートに打ち明けられる。ユリが本気だと感じたミナミは、その夜、勇也に会うことができなかった。ミナミのマンションに着いていた勇也。ミナミから、仕事で帰れないと連絡を受けると、力なく帰っていく。
 勇也は今岡響太郎(佐藤浩市)のマンションに戻った。すると、今岡と紺野なつき(志田未来)がもめている。なつきは、母親からハンガリー滞在が長引きそうなので、一緒に暮らさないかとメールを受け取っていた。今岡は、なつきの意見をろくに聞かず、マンションに留まるようすすめる。
 翌日、会社では携帯電話のテレビ電話機能PRのCM制作案について進捗状況の会議が行われる。ミナミは、ミーティング中から勇也を無視。勇也は、桜木邦夫(相島一之)、松井良英(原口あきまさ)、三田圭介(佐藤重幸)に好きな相手の気持ちがつかめないと相談する。すると、三田は恋する者同士には“好き”のスピード感にズレがあると言われた。だからこそ、恋は素敵だと続ける三田だが、それ以上の話は聞けない。そんな勇也に、荻原智(瑛太)が声をかける。クリエイティブ採用試験を前に余裕を見せている勇也に、荻原は指導係のミナミの期待に応えるようアドバイス。勇也は早速、試験への自分のやる気をミナミにアピールする。すると、ミナミはようやくいつものような勇也への態度に戻った。その様子を、荻原は困惑気味に見つめ、渡辺は挑戦的な視線をミナミに投げる。
 その後、ミナミは桜木たちとミーティング。そんな中、三田はミナミの勇也に向ける優しい眼差しに気付いて揶揄。すると、桜木はミナミが年下の男を相手にするようなことはないだろうと否定した。困惑するミナミ…。
 一方、勇也と買出しに出かけた渡辺は、会社への帰り道、勇也とミナミの恋を応援していると言い出す。だが、心は裏腹。その証拠に渡辺は、ミナミのような女性は無難な将来が見える相手を選ぶだろうと勇也を揺さぶる言葉を続けた。
 期せずしてミナミも柚木ヨウコ(白石美帆)から、同じ言葉を聞かされる。今岡との恋が停滞する柚木は、年下の男のほうが将来が見えやすいから楽かもしれないとミナミに話した。
 会社に戻った勇也は、荻原にアドバイスの礼を言う。勇也が去ると田中ミズホ(りょう)は荻原に、いつから“いい人”を演じるようになったのかと、少し意地悪に問いかけた。
 会社に残って試験勉強をしていた勇也は、自分が見たこともない商品のコピーをどう考えたらよいのかとミナミに尋ねる。ミナミは、そんな時は自分の目線で見た商品を考え、常に基準を自分にするようにと答えた。買出しに出かけたミナミと勇也は公園に差し掛かる。噴水池を見た勇也は、小銭を出して池に投げ入れて何やら願掛け。ミナミが微笑ましく見ていると、会社の同僚たちが通りかかる。ミナミは、勇也との関係をごまかそうと慌てる。同僚たちが行ってしまうと、勇也は先ほどのミナミの答えを引用しながら“もし、自分が藤井さんだったら、社内で噂になったり、目立つのは嫌だ”と言い、ミナミを安心させようとする。そんな勇也にミナミは戸惑ってしまう。

キャスト

藤井ミナミ(28) … 伊東美咲
石田勇也(23) … 亀梨和也(KAT-TUN)

荻原 智(25) … 瑛太
柚木ヨウコ(28) … 白石美帆
桜木邦夫(42) … 相島一之
渡辺ユリ(23) … 浅見れいな
松井良英(34) … 原口あきまさ
三田圭介(35) … 佐藤重幸
紺野なつき(10) … 志田未来
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田中ミズホ(32) … りょう
今岡響太郎(43) … 佐藤浩市

スタッフ

■原作
 おかざき真里
 「サプリ」(祥伝社刊)
 *「フィールヤング」にて連載中

■脚本
 金子ありさ

■演出
 成田 岳
 川村泰祐

■プロデュース
 関谷正征

■ラインプロデュース
 見戸夏美

■音楽
 菅野祐悟
 オリジナルサウンドトラック
 「サプリ」
 (ワーナーミュージック・ジャパン)

■制作
 フジテレビ

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