第7回 2006年8月21日(月)放送 あらすじ

ぶどう畑のキス

 「一緒にいる意味が分からない」。藤井ミナミ(伊東美咲)が、田中ミズホ(りょう)と彼女の夫との間で揺れる荻原智(瑛太)に言ってから一週間が経過。その間、ミナミは荻原と連絡も取っていなかった。柚木ヨウコ(白石美帆)は、そんなミナミを元気づけようとする。しかし、柚木自身も今岡響太郎(佐藤浩市)から別れを切り出されたままだった。
 関係がギクシャクしているとは言え、同じ会社のミナミと荻原は当然会うことも多い。しかし、ミナミは荻原の姿を見かけただけで身を隠そうとしてしまう。ミナミの行動を訝しむ石田勇也(亀梨和也)。だが、勇也も渡辺ユリ(浅見れいな)との関係に戸惑っていた。ところが、渡辺は彼氏と別れたと勇也に告げる。そして、渡辺は自分が今一番、恋愛の基本形「好き好きチュー」がしたいのは勇也だけだと言う。
 そんな時、今岡チームは大手アルコール飲料メーカー『シャントーニ』の企業CMを手がけていた。先方の宣伝担当の熱すぎる情熱に辟易していた今岡は、代わりにミナミを山梨のワイナリーに出張させることにする。
 ミナミが出張の打ち合わせに行くと、プレゼンルームにいたのは荻原。通りかかった勇也を引き入れたミナミは、荻原と気まずい関係にあることを話す。さらには、山梨出張に同行させようとするのだが、きっぱり断られてしまう。荻原との打ち合わせを終えたミナミに、勇也は「好き好きチュー」で荻原にぶつかれば良いと忠告。そして、勇也は、自分は渡辺が好きで、山梨出張の日は彼女とデートだと話した。ミナミは、勇也の言葉に、しばし呆然としてしまう。
 その夜、今岡のマンションでは渡辺とデートの約束をする勇也の電話に、紺野なつき(志田未来)が聞き耳を立てていた。同じ職場の女性らしいとなつきから聞いた今岡も興味津々。社内恋愛をバカにするような今岡に、なつきは「人のことを言えるんですか?」と突っ込む。すると、「もう別れた」との今岡の答えが返ってきて、なつきは驚く。
 山梨出張。駅で待ち合わせてから現地までのミナミと荻原は文句や嫌味の言い合い。ワイナリーに着いた二人を『シャントーニ』の宣伝担当・平野ユミコ(横山めぐみ)が出迎えた。平野は、ミナミたちにワイナリーの経営者夫婦を紹介。CM案の感想を聞くと、夫妻の表情が曇った。
 オフィスにいた勇也は、松井良英(原口あきまさ)に呼ばれる。山梨のミナミにビデオテープを届けて欲しいと言うのだ。CM案は、経営者夫婦がワイナリーで働く姿をドキュメンタリータッチで捉えるというもの。だが、経営者夫婦が出演を渋ったため、これまでに作った同様のCMを送って欲しいというミナミからの依頼だった。ミナミたちが待っていると、ようやく勇也が到着。なぜか渡辺も付いてきた。
 その夜、ワイナリーの従業員たちがバーベキューを用意してくれた。ミナミと荻原、勇也と渡辺と自然と別れるが、ミナミと勇也がお互いの様子を気にしていることを、荻原と渡辺も感じていた。経営者夫婦は、勇也の持ってきたビデオを見て出演を承諾。平野は、このまま打ち合わせに入ろうと言うのだが、すでに夜。すると、経営者夫婦が泊まっていくように勧める。遠慮するミナミたちだが、温泉があると聞いた勇也は飛びついた。
 荻原と風呂に入った勇也は、もしミナミと荻原に進展がないなら、ミナミに告白しようなどと牽制。一方、女風呂では渡辺がミナミに、勇也を横取りするなと釘を刺して…。

キャスト

藤井ミナミ(28) … 伊東美咲
石田勇也(23) … 亀梨和也(KAT-TUN)

荻原 智(25) … 瑛 太
柚木ヨウコ(28) … 白石美帆
桜木邦夫(42) … 相島一之
渡辺ユリ(23) … 浅見れいな
松井良英(34) … 原口あきまさ
三田圭介(35) … 佐藤重幸
紺野なつき(10) … 志田未来
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田中ミズホ(32) … りょう
今岡響太郎(43) … 佐藤浩市

スタッフ

■原作
 おかざき真里
 「サプリ」(祥伝社刊)
 *「フィールヤング」にて連載中

■脚本
 金子ありさ

■演出
 成田 岳
 川村泰祐

■プロデュース
 関谷正征

■ラインプロデュース
 見戸夏美

■音楽
 菅野祐悟
 オリジナルサウンドトラック
 「サプリ」
 (ワーナーミュージック・ジャパン)

■制作
 フジテレビ

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