第2回 2006年7月17日(月)放送 あらすじ

動き始めた気持ち

 仕事に邁進するあまり、恋をおろそかにした藤井ミナミ(伊東美咲)は、4年間交際していた恋人にフラれてしまった。だが、ミナミにとって失恋の寂しさを紛らわすのも、やはり仕事。会社に行って仕事に打ち込み、ちょっとした空き時間に石田勇也(亀梨和也)を合気道に誘って汗を流して仕事に戻る。
 しかし、恋人がいた時の習慣は変わらない。思わずしてしまう携帯電話の着信チェック。ミーティング中に、ミナミはその仕草を柚木ヨウコ(白石美帆)に指摘された。桜木邦夫(相島一之)と松井良英(原口あきまさ)も気づいていた様子。するとミナミは、同僚たちに明るさと平静さを保ちつつ、恋人にフラれたとあっさりと打ち明ける。そんなミナミを、通りかかった荻原智(瑛太)が見ていた。
 一方、勇也は新作マスカラのCM案をチェックしている荻原と田中ミズホ(りょう)に遭遇。CMに歌手の香月ミカ(相沢紗世)が起用されていると知って…。
 同僚たちには言ってしまったものの、ミナミは自分の未練たらしい所作に落胆していた。と、そこに神妙な面持ちの勇也が来る。勇也は「好きです」と真顔でミナミに告げた。もし、年下の勇也と付き合ったら…。ミナミの脳裏にすばやくよぎる勇也との未来予想図。結果、ミナミの口から出たのは「無理です」と、断りの言葉。ところが、勇也が「好きです」なのは、香月ミカのこと。つまり、勇也は大ファンであるミカのCM制作現場で働かせて欲しいと頼みに来たのだ。勘違いを悟ったミナミは、自分が書いたCMコピー『もう恋なんてしない』が目に入る。自分は『もう恋なんてしない』ではなく、いったいこの先、どうなっていくのか…。もしかすると『もう恋なんて出来ない』のでは? などとミナミは考えてしまう。
 その後、勇也は松井からミナミの失恋を聞かされた。試食品のお菓子を持った勇也は、ミナミを励ましに向かう。だが、様子を見ていた柚木は、渡辺ユリ(浅見れいな)に勇也の方法を非難。案の定、勇也はミナミに軽くあしらわれてしまう。直後に来たのは荻原。荻原は、仕事を称えることでミナミを勇気づける。そんな荻原を絶賛する柚木に、渡辺は働く女の気持ちが分からない男も、危うくて良いと告げた。
 新作マスカラのCM制作を前に、様々なミーティングが始まった。今岡響太郎(佐藤浩市)は、このCM制作では自分は後方支援に周り、ミナミ、田中、柚木をメインに進めることをスタッフたちに発表する。そんなミーティングに、ミナミは勇也を同行させた。
 そんなミーティングのひとつ、演出打ち合わせで、ミナミは超人気スタイリストで自らの憧れの女性、斉藤ノゾミ(秋本奈緒美)と会う。CM用のウェディングドレスを徹夜で作ったと微笑む斉藤だが、疲労のかけらも見せない。ミナミには、そんな斉藤から得ることがたくさんあった。
 なかなか制作の本筋に入らず、ミーティングばかりでお目当てのミカに会えない勇也はミナミに不満たらたら。その勇也に、松井が助けを求めに来る。新作ポテトチップスの試食を女子高校生にしてもらっているのだが、ギャル語が分からず四苦八苦していたのだ。勇也は、女子高校生たちの言葉を見事に同時通訳。その姿を見ていた荻原は、勇也をポテトチップスCMのプロジェクトに移すことを思いつき、ミナミにも断りを入れる。
 だが、勇也はこの異動が、ミカから自分を遠ざけるための荻原の策略だと渡辺から聞いてしまう。怒った勇也は、抗議しようと荻原を探していると、ミナミのもとにいるところを見つける。落ち着いた雰囲気で語り合う2人を見た勇也は、怒りの持って行き場を失ってしまう。
 今岡のマンションに帰った勇也は、紺野なつき(志田未来)に夕食作りの当番表を見せる。自分か今岡のどちらかが、交代で必ず早く帰って、なつきを一人にはしないと言うのだ。その頃、今岡は柚木と飲んでいた。柚木は、なつきを今岡の実家に預けることを提案。さらに、家庭にかまける男はクリエーターとしてのセンスがなくなると。今岡は痛いところを突かれて…。

キャスト

藤井ミナミ(28) … 伊東美咲
石田勇也(23) … 亀梨和也(KAT-TUN)
荻原 智(25) … 瑛太
柚木ヨウコ(28) … 白石美帆
桜木邦夫(42) … 相島一之
渡辺ユリ(23) … 浅見れいな
松井良英(34) … 原口あきまさ
三田圭介(35) … 佐藤重幸
紺野なつき(10) … 志田未来
        *
田中ミズホ(32) … りょう
今岡響太郎(43) … 佐藤浩市

スタッフ

■原作
 おかざき真里
 「サプリ」(祥伝社刊)
 *「フィールヤング」にて連載中

■脚本
 金子ありさ

■演出
 成田 岳
 川村泰祐

■プロデュース
 関谷正征

■ラインプロデュース
 見戸夏美

■音楽
 菅野祐悟
 オリジナルサウンドトラック
 「サプリ」
 (ワーナーミュージック・ジャパン)

■制作
 フジテレビ

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