第5回 2006年8月7日(月)放送 あらすじ

私を見守る人

 藤井ミナミ(伊東美咲)は、荻原智(瑛太)の携帯電話を田中ミズホ(りょう)が受けたことが気になって仕方がない。いったい、荻原と田中の関係は? 荻原に聞きたいことは山ほどあるが、ミナミにはどう切り出したら良いか分からなかった。
 一方、石田勇也(亀梨和也)は路上で目を覚ます。体には、女性物のカーディガンがかけられていた。渡辺ユリ(浅見れいな)と飲んだところまでは覚えているが、その後どうなったことやら…。出社しても記憶を思い出そうと必死の勇也に、渡辺が意味深な発言。
 制作局では、ミナミと勇也が同時にタメイキ。お互いのタメイキの原因を探り合ううち、勇也はうっかりミナミに田中のことかとふってしまう。何を知っているのかと、物凄い勢いで尋ねるミナミに勇也が気圧されていると、当の田中が来た。話があると田中に呼ばれたミナミは、警戒心を張り巡らせる。しかし、田中の話は荻原のことではなかった。新しく取ろうとしているCMを、アニメ界で有名な柳瀬シン(小市慢太郎)に依頼することになっていた。その依頼に、田中が一緒に行くという件だった。それでもミナミは…。柳瀬の事務所に、ミナミは勇也を無理やり同行させる。
 柳瀬と対面したミナミと田中は、説得を始めた。柳瀬は、なぜ自分に依頼が来たのかに疑問を持っている。そんな柳瀬の世界観を、CMを通してもっと広めたいとミナミは熱く食い下がった。その甲斐あってか柳瀬は承諾し、ラフコンテも描いてくれた。会社に戻ってもスタッフの評価は上々。今岡響太郎(佐藤浩市)も、柳瀬のラフを手土産に、もう一度クライアントにあたるよう指示を出した。
 そのミーティング後、ミナミは田中に飲みに行こうと誘われる。ミナミと田中、ふたりだけの飲み会は、まずは話すこともないので飲んで食べるだけ。ひと通り食べ終わると、先に口を開いたのはミナミ。聞きたいのは荻原のことだが、田中ははぐらかしてもう一軒飲みに行こうと言う。店を出ると、酔って上機嫌で歩く田中だが、気持ちが悪くなってしまう。そんな田中を介抱するミナミ。すると、田中は、荻原はまだミナミにはあげないと宣言。
 その頃、今岡のマンションに柚木ヨウコ(白石美帆)がやって来た。勇也は驚き、今岡はなつき(志田未来)もいるので困惑。なつきは、寝室に柚木を招きいれ、今岡は誰とも一緒になれないので離れた方が良いと忠告する。今岡も、柚木を自分のエリアにあまり入れたくないと勇也に話していた。
 翌日、勇也に渡辺が接近。ミナミもいる前で次の予定を迫る渡辺だが、勇也は先日のことが気にかかる。渡辺は、あっさりとカラオケ屋で勇也が歌いっ放しだったと話すが、自分の立場をハッキリさせて欲しいとも付け加えた。つまり、ミナミの前で大胆にふるまったのは彼女の反応を見るため。渡辺によると、これでミナミが勇也を男として意識しているかどうかを量れると言うのだ。
 勇也は、仕事をしているミナミの側で渡辺との出来事をアピールしてみる。だが、ミナミの視線は話をしている荻原と田中に注がれている。勇也は、ムッとしてしまう。
 ミナミが打ち合わせのため、ミーティングスペースに行くと、柚木が話しかけてきた。柚木は、ミナミと荻原、田中の関係に気づいている。驚くミナミに、柚木はお互いに頑張ろうと告げた。柚木に背中を押されたミナミは、思い切って荻原を誘う。すると、出張帰りの荻原は土産を持って、ミナミの家に行くと答えた。

キャスト

藤井ミナミ(28) … 伊東美咲
石田勇也(23) … 亀梨和也(KAT-TUN)

荻原 智(25) … 瑛太
柚木ヨウコ(28) … 白石美帆
桜木邦夫(42) … 相島一之
渡辺ユリ(23) … 浅見れいな
松井良英(34) … 原口あきまさ
三田圭介(35) … 佐藤重幸
紺野なつき(10) … 志田未来
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田中ミズホ(32) … りょう
今岡響太郎(43) … 佐藤浩市

スタッフ

■原作
 おかざき真里
 「サプリ」(祥伝社刊)
 *「フィールヤング」にて連載中

■脚本
 金子ありさ

■演出
 成田 岳
 川村泰祐

■プロデュース
 関谷正征

■ラインプロデュース
 見戸夏美

■音楽
 菅野祐悟
 オリジナルサウンドトラック
 「サプリ」
 (ワーナーミュージック・ジャパン)

■制作
 フジテレビ

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