真実一路
#58 なくなった通帳
隅田が借金の取り立て屋に追われ、命が危ないのを知ったむつ子は、居ても立ってもいられなくなる。せっかく義夫がむつ子に心を開き始めたのに、隅田のことが頭から離れず、店に様子を見にいく。
隅田は顔に殴られた痣をつくっていた。店の権利書まで担保にしたというので、むつ子にはもう助ける手立てがない。
そんな折、むつ子は偶然、守川家の茶箪笥にしまってあった一通の通帳を見つける。それは亡き義平が義夫のために蓄えていた学資貯金だった。後ろめたさを感じながらもむつ子はその貯金を勝手に使って、隅田の借金の返済にあてる。
それを知ったしず子は激怒する。
隅田は顔に殴られた痣をつくっていた。店の権利書まで担保にしたというので、むつ子にはもう助ける手立てがない。
そんな折、むつ子は偶然、守川家の茶箪笥にしまってあった一通の通帳を見つける。それは亡き義平が義夫のために蓄えていた学資貯金だった。後ろめたさを感じながらもむつ子はその貯金を勝手に使って、隅田の借金の返済にあてる。
それを知ったしず子は激怒する。