隅田の借金を返すため、むつ子は店を売ることを考える。義平が銀行の支店長代理だと知った隅田は、むつ子に義平を利用するようそそのかす。
　義夫が、母親が生きているのではないかと疑いだす。しず子は否定するが、義夫の疑問は晴れない。
　一方、しず子は宗次郎にむつ子の居所を教えてもらうよう頼み込む。しず子の熱意に負けて、宗次郎はむつ子の住所を書いたメモを渡す。
　しず子は「ギンネコ」を訪ねる。退廃したむつ子の姿に、ショックを受けるしず子。むつ子は義平との約束を破って、しず子に圭吾のことを打ち明ける。しず子は身勝手なむつ子の生き方に反感を持つ。