真実一路
#37 年下の恋人
十年後、昭和四十年。愛する圭吾を失い、長野へ旅立ったむつ子だが、六年前に東京へ舞い戻り、バー「ギンネコ」を開いていた。むつ子は年下の隅田と暮らしていた。自称発明家の隅田は、むつ子から金をせびっては放蕩を続けている。
守川家では、二十二歳になったしず子の見合いが行われる。相手の大越は好青年で、しず子をひと目で気に入った様子。しず子も彼に好意を持ち、義平はしず子の幸せを願う。
宗次郎からしず子の縁談を聞かされたむつ子は、大切にしまってあるしず子名義の貯金通帳を取り出す。
すると、六十万の貯金が勝手に解約されていた。
そんな折、しず子の縁談が突然、破談になる。
守川家では、二十二歳になったしず子の見合いが行われる。相手の大越は好青年で、しず子をひと目で気に入った様子。しず子も彼に好意を持ち、義平はしず子の幸せを願う。
宗次郎からしず子の縁談を聞かされたむつ子は、大切にしまってあるしず子名義の貯金通帳を取り出す。
すると、六十万の貯金が勝手に解約されていた。
そんな折、しず子の縁談が突然、破談になる。