むつ子は義平に離婚届を突きつけるが、義平は判を押さない。怒ったむつ子は、しず子を連れて家を出ていこうとする。
　が、しず子はむつ子より義平のほうが好きだと言って、むつ子の手をふり払う。
　翌日、しず子は林田にむつ子が家を出ていったことを告げる。林田は義平を呼び、むつ子の家出の理由を聞く。圭吾が生きていたことを知り、驚愕する林田。
　その頃、圭吾の母・若乃が圭吾を訪ねてきていた。圭吾とむつ子の許されぬ恋愛に憤った若乃は、圭吾に勘当を言い渡す。
　その翌日、むつ子は林田に病院へ呼び出される。子どもを捨てても自分の生き方を貫く、というむつ子に、林田も親子の縁を切る。