第8回 2006年3月2日(木)放送 あらすじ

最後の誕生日

 伸木(唐沢寿明)が仁志(藤木直人)の事務所に行くと仁志が独立すると言う。カナ(紺野まひる)と結婚するためである。カナは、伸木をあきらめ、10年自分を見つめ続けてきた仁志を選んだのだと言う。伸木は戸惑いつつもそれを祝福した。
 伸木が家に戻ると妙子(片瀬那奈)が、出て行こうとしている伸木をなんとか引き止めようする。そこに、みすず(北村一葉)が起き出し誕生日の遊園地行きを約束させられた。
 病院では、匠子(原田夏希)の手術で自信を失った竹林(谷原章介)が辞表を用意していた。沼津(大泉洋)は看護師の千夏(桜井千寿)から妊娠したと言われ驚愕する。また、美村(古谷一行)の離婚が成立し、添田(市毛良枝)は妻の座を確信するが、一転、美村は冷酷にも手切れ金を差し出すのだった。添田は、後に大きく体調を崩す……。
 そんな中、伸木は小児がんに罹りながら明るく振る舞う拓海という少年に出会う。みすずと同い年である。ただ生きていることを感謝し、喜ぶ拓海に感動した伸木は、小児外科の設置を美村に提案するが、あっさり断られる。伸木は、引き下がらず教授になった越智(田村涼成)に教授会で提案してもらうことにする。越智は意気に感じて協力する。しかし、これも却下される。それでも、伸木は食い下がるのだったが……。
 竹林の辞意に気が付いた伸木は匠子との仲を取り持ち、辞意を思い留まらせた。竹林は「私の心を救ってくれるのはあなたしかいません」と言う匠子となら家庭を持ってもいいと感じる。
 みすずの誕生日。遊園地で遊んだ後、家に戻ると、妙子が昔のビデオを用意している。楽しかったころの映像を見ても伸木の気持ちは戻らない。みすずと涙の別れをした後、妙子に最後通告をした。そして泣き崩れる妙子を背に、伸木は家を出るのだった。
 そんな伸木に仁志が会いに来た。カナの本心を確認したいと言うが…。

キャスト

唐沢寿明
藤木直人
片瀬那奈
大泉 洋
紺野まひる
谷原章介
古谷一行

スタッフ

■原作
 柴門ふみ「小早川伸木の恋」(小学館刊 ビッグコミック)

■脚本
 武藤将悟

■プロデュース
 喜多麗子
 古屋建自

■演出
 谷村政樹

■音楽
 Face 2 fAKE

■制作著作
 フジテレビ

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