第10回 2006年3月16日(木)放送 あらすじ

衝撃の調停離婚

 伸木(唐沢寿明)はカナ(紺野まひる)との結婚を決心した。そのころ妙子(片瀬那奈)は仁志(藤木直人)を訪ね「離婚を認めないための代理人になってくれ」と頼む。だが仁志は拒否した。しかし、妙子は石田(かとうかず子)という女性弁護士を立て、伸木の離婚申し出を認めないという交渉を起こしてきた。伸木は仁志に代理人を依頼する。カナはそんな状況や仁志を見て罪の意識が芽生え始める。
 病院でもさまざまなことが動いていた。沼津(大泉洋)が結婚を決めたのに、当の千夏(桜井千寿)が「すべて冗談よ」と言って沼津から離れていった。それには沼津の知らぬ理由があった。竹林(谷原章介)は匠子(原田夏希)とツアーを共にするため病院を辞めるという。また、娘と再会し生への執着が芽生えた添田(市毛良枝)は「あなたに殺されるなら本望」と、美村(古谷一行)に手術を望む。一度は拒んだ美村だったが伸木を助手に、難手術に挑む。
 「離婚申し出を認めぬ」という交渉が始まった。互いの不実をあげつらいながら別れない、という奇妙な交渉に、石田も妙子の行為に疑問を抱く。伸木はさらに妙子の悪口など挙げる気力もない。仁志は協議でことを収めたいのだが……。そんな中、妙子はカナの居場所を探し出し、本人を前に「あなたのせいよ。幸せを返して」と罵倒する。カナに少しずつ罪の意識が芽生え始めた。
 交渉は平行線をたどり、別れる場合の慰謝料として石田は1億円を請求すると提案した。結局、交渉は決裂、調停の申し立てが決定された。
 そんな折、伸木を訪ね、病院にみすず(北村一葉)が一人でやって来た。妙子を迎えに来させたが、みすずは二人の手を取り、3人で歩くことに。それを陰からカナが見ていた。カナも伸木を訪ねていたのだ。妙子たちが帰った後、伸木は自分のマンションにいてくれとカナに鍵を渡す。部屋に着いたカナは、家族写真で埋まるアルバムを目にした。
 伸木が帰る直前、妙子から電話が入った。「みーちゃんがいなくなった!!」……。

キャスト

唐沢寿明
藤木直人
片瀬那奈
大泉 洋
紺野まひる
谷原章介
古谷一行

スタッフ

■原作
 柴門ふみ「小早川伸木の恋」(小学館刊 ビッグコミック)

■脚本
 武藤将悟

■プロデュース
 喜多麗子
 古屋建自

■演出
 谷村政樹

■音楽
 Face 2 fAKE

■制作著作
 フジテレビ

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