「何故マジロウを、私の仲間を！」怒るガッシュに、ブラゴは言い放つ、貴様、100人の魔物の闘いのルールを忘れたのか？馴れ合いの言葉を放つガッシュと厳しいブラゴの対立。「やるしか無いのか」そう思う清麿。「私はブラゴを王にする」鉄の意志のシェリー、そしてガッシュとブラゴは逃れられない闘いへとシフトしていく。
　ガッシュ、ブラゴの壮絶な闘い。怒りにまかせ闘うガッシュ。冷静にその見違える強さを評価するブラゴ。お互いに全力を尽くすが、やはり現状ではブラゴの方が格上、しかし根性のガッシュ。押し返す！　二人の主張の違いを押す。ガッシュは優しい王様になる。ブラゴは王を決める闘いに馴れ合いは不要。これは闘いである。
　最大呪文を同時に発動。二つの術はぶつかり合い。激しく拮抗。
　二つの最大呪文のぶつかり合ったのと、異世界から作用する時空の境を曖昧にする電波が融合した影響で、時空が歪み、異世界へと飛ばされてしまう。
　異世界へ飛ばされたガッシュ、清麿、ウマゴン。どうやら近くにブラゴの気配はなさそうだ。ほっと胸を撫で下ろすと同時に、ここは何処だ？という疑問がわく。人間界ではなさそうだなとおもいつつ、探索を開始する。
　そしてシェリーとブラゴ。冷静に状況を分析しつつ、真面目に移動を開始しようとすると、「ようこそ、異世界へ」ブラゴの前にこの世界の主と名乗る者の声が響いたのだった。