第92回 2005年1月30日(日)放送 あらすじ

#92 我が心のキッド ナゾナゾ博士新たなる誓い

 寝間着姿のナゾナゾ博士が安楽椅子に揺られて。ただただ揺られている。
 MJ12たち(この頃は屋敷で執事とか料理長とか庭師とか運転手とかしている)の目には博士がぐっと老け込んだように見える。きっとキッドとの別れのせいだろう。博士を元気づけたいが自分たちにはできない。
 そこで強力な助っ人を呼ぶことに。
 助っ人は誰であろう、世界のスーパースター、我らがパルコ・フォルゴレとキャンチョメ。
 しかし、間近でキッドの死を見ただけに彼らにも荷が重い。
 キャンチョメは変身の術でキッドに化け、安楽椅子の博士の前に。
 フォルゴレは博士に気付かれたら逆に博士を傷つけることになるかもとヒヤヒヤで見ている。
 しかし、博士は、キャンチョメをキッドと信じて、懐かしい思い出を語り合う。
○ティオ&恵と戦ったときの思い出
○ウニのお寿司の思い出
○バリーたちに共闘を断られた時の思い出
○なかなか仲間が集まらず、焦るキッド。しかし博士は諦めない。
○遺跡で、大勢の千年前の魔物たちを見てキッドは怖じける。
 キッド「もう…あきらめようよ…」
 そんなキッド博士は言う。「光を失ってはいけない。光が弱かったらつくらなきゃいけないんだ」
 しかし、キッドは反論する。どうしてがんばれるのかと。
 博士は静かに答える。「…ワシが光の大切さを知っているからさ」
 それは希望。孫を死なせて隠遁生活を送っていた博士が、キッドとの出会いで取り戻したもの。
 最初キッド博士の言った意味がわからない。しかし、実際に千年前の魔物と戦っている時に、本が輝いているのを見る。
 博士「我々が手を取り合い、一人一人が希望となれば光は見えてくる」
 「肝心なのは絶望に負けないこと」
 「ここで負けたらキッドの暮らす国はどうなる?」
 「ワシには光り輝くキッドの国しか見えておらん!」
 キッドもようやく理解する。仲間という光を集めることの大切さを。
 博士がようやく安楽椅子から立ち上がった。
 博士が希望を取り戻したと喜ぶキャンチョメ、フォルゴレ、MJ12たち。
 しかし、博士は相手がキャンチョメだと気付いていた。下手な芝居だが、必死にキッドになりきってくれたのが嬉しい。心配してくれたのが嬉しい。
 博士「しかし、余計な心配じゃ。ワシがへこたれたらキッドに叱られる。ぜんぜんへこたれてはおらんかったのに」
 と言った後、
 博士「ぜんぜんというのは…ウ・ソ」
 と白状する。

キャスト

高嶺清麿
 … 櫻井孝宏
ガッシュベル
 … 大谷育江
水野鈴芽
 … 秋谷智子

 … 前田 愛
高嶺清太郎(清麿の父)
 … 置鮎龍太郎
高嶺華(清麿の母)
 … 山崎和佳奈

スタッフ

■企画
 金田耕司(フジテレビ)
 関弘美(東映アニメーション)
 都築伸一郎(小学館)
 木村京太郎(読売広告社)
■原作
 雷句 誠
(小学館週刊少年サンデー連載中)
■プロデューサー
 高瀬敦也(フジテレビ)
 櫻田博之(東映アニメーション)
 池田慎一(読売広告社)
■シリーズディレクター
 貝澤幸男
■シリーズ構成
 大和屋暁
■キャラクターデザイン
 大塚 健
■脚本
 大和屋暁
 山田隆史
 まさきひろ
 広平虫
 ほか
■美術
 渡辺佳人
■製作担当
 岡田将介

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