レイラは呪縛から自らを解き放った。それを助けたのはレイラの本を持つアルベールだった。
　上の方から漏れてくる月の光の力によって、体力・気力を回復した清麿・ガッシュ・フォルゴレ・キャンチョメたち。彼らはレイラたちとともに月の石の本体のある部屋へと向かう。
　その途中、石像の間に仕掛けられた罠に苦しめられるが何とか先へと進むガッシュたち。
　一方、ティオ・恵・リィエン・ウォンレイの一行も別の道をたどり、月の石の間に向かいつつあった。彼らにも別の罠が待ちかまえていたが、それも乗り越え先へ、遂に月の石の間へとたどり着いた。だが、彼らの前に巨大な影が現れた。いったい何者なのか…
　ゾフィスと対峙しているブラゴも、その巨大な影の出現を感じ取った様子であった。
　巨大な影の正体は、石版の魔物四天王の最後であり、最強の魔物であるデモルトであった。
　デモルトは呪文も使わずにティオの防御を破り、ウォンレイたちを痛めつける。
　そのころ、ガッシュたち一行も、先ほどティオたちが通過した罠のある部屋にたどりつき、突破していく。
　月の石の間にたどり着いたガッシュたちが目にしたのは………デモルトによってボロボロにされたウォンレイの姿だった。